ジョコビッチは今年も準決勝でシナーにストレート負け「いい結果だが十分ではない」 [ウインブルドン]

写真は2年連続同一カードの準決勝でふたたびストレート負けを喫したノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月29日~7月12日/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第1シードのヤニク・シナー(イタリア)に4-6 4-6 4-6で敗れた。

 ワンブレークずつで2セットを連取したシナーは第3セット2-1で直面した唯一のピンチも凌いでキープし、残りのサービスゲームをきっちりキープして2時間20分で試合を締めくくった。

 ふたりはこれが12回目の対決だったが、1月にオーストラリアン・オープン準決勝(ジョコビッチが3-6 6-3 4-6 6-4 6-4で勝利)で敗れていたシナーが7勝目(5敗)を挙げた。両者は昨年のウインブルドンでも同じラウンドで顔合わせ、シナーが6-3 6-3 6-4で勝っていた。

 今シーズンのシナーは3月のインディアンウェルズからATPマスターズ1000シリーズ5大会連続優勝を果たし、ジョコビッチしか成し遂げていなかった『ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)』を達成した。

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーはキャリア7度目のグランドスラム決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)から勝ち上がってきた23歳のアーサー・フェリー(イギリス)を7-6(0) 6-2 6-4で破って勝ち上がった第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 39歳のジョコビッチはマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているが、2023年USオープンを最後にタイトルから遠ざかっている。

「どのショットでも半歩遅れていた。単純に彼(シナー)のほうが僕よりも1段かそれ以上レベルが上だった。僕はキレがなく、反応もバランスも足りていなかった。僕にできることはあまりなかった」とジョコビッチは試合後の記者会見で完敗を認めた。

「去年はケガをしていたからあまり期待はしていなかったけど、今回は大丈夫だった。体力的には問題なかった。彼が遥かに優れていて、圧倒的に強かったんだ。彼に敬意を表し、よくやったと言うしかない」

「もちろんがっかりしている。ウインブルドンで優勝したかったし、だからこそ今でも努力を続けている。今日はより強い選手に負けてしまっただけだ。辛い結果だけど受け入れるしかない。難しいことだけど、これが現実だ」

 キャリアのこの段階における今回の結果に満足しているかと聞かれたジョコビッチは「いい結果だが十分ではない」と答え、「僕は結果や成果という部分で最高レベルに慣れてしまっているから、恵まれていると同時に呪われているんだ」と説明した。

「今でも高いレベルでプレーして若い選手たちと張り合えているのは素晴らしいことだと自分に言い聞かせているけど、同時に僕は自分自身に常に高い期待を抱いている。これまでのキャリアがあるし、もう少し謙虚になろうとすることとバランスを取るのが内なる葛藤なんだ。体調が万全なら今でもトップ5の選手として最高レベルでプレーできると感じている」

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写真◎Getty Images

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