右肘手術後のランキング低下で予選からの出場を余儀なくされたジェン・チンウェンが4回戦でシフィオンテクを倒す復帰後最大の勝利 [USオープン]

写真は第1セット0-5の劣勢を克服して2年ぶり3度目の8強入りを決めたジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、予選から勝ち上がってきた元世界ランク4位のジェン・チンウェン(中国)が2022年大会優勝者で第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-5 6-3で倒して2年ぶり3度目のベスト8進出を果たした。

 グランドスラム大会でプレーするのが18回目となるジェンが同ラウンドで勝ち星を挙げたのは、昨年のフレンチ・オープン以来でキャリア5度目(1敗)となる。ジェンは昨年7月に右肘の手術を受け、同年の全米は欠場を余儀なくされていた。

 立ち上がりに5-0とリードしたシフィオンテクは5-1と5-3からのサービスゲームで合計3つのセットポイントをものにすることができず、7ゲームを連取して第1セットを奪取したジェンが第2セット3-3から2度連続でブレークに成功して1時間56分で復帰後初の対トップ10勝利をもぎ取った。

 フレンチ・オープン1回戦敗退でトップ100から転落したジェンは121位で今大会を迎えたが、今回の活躍で50位前後に浮上することが確定した。

 ふたりがプレーしたのはこれが9度目だったが、初対決から5連敗を喫していたジェンが2024年8月のパリ五輪準決勝(ジェンが6-2 7-5で勝利)以来となる2勝目を挙げた。

 第22シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に対する3回戦で第3セット0-5からマッチポイントを凌いだ末に1-6 7-6(3) 7-5で勝っていたジェンは、試合後のオンコートインタビューで「土曜日のカムバックは運がよかっただけではなかったみたいね」と語った。

「あまりいいスタートを切れなかったけど、センターコートでプレーするのは本当に久し振りだったから少しずつリズムを掴んでいった。アーサー・アッシュ・スタジアムに戻ってこれて本当にうれしい」

「目の前のポイントに集中し、自分のテニスを取り戻そうとしていた。ある瞬間にはスコアを忘れてしまうほどだった」

 パリ五輪金メダリストのジェンは次のラウンドで、2018年&20年に優勝した実績を持つ第13シードの大坂なおみ(フリー)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第2シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。

 女子は上位4人が大会後に世界ランク1位の座に就く可能性を持っているが、ルバキナは次戦で勝てば確定となる。

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写真◎Getty Images

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