本戦デビューで快進撃の21歳ブロックスは満身創痍で無念のリタイア、ハチャノフが2022年以来の4強入り「彼が1日も早く回復するよう願っている」 [USオープン]

写真は相手の途中棄権により4年ぶりの準決勝進出が決まったカレン・ハチャノフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第28シードのアレクサンダー・ブロックス(ベルギー)が元世界ランク8位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-6 5-7 2-3とリードされた時点で棄権を余儀なくされた。

 グランドスラム大会でプレーするのが38回目となるハチャノフが同ラウンドで勝ち星を挙げたのは、2023年のオーストラリアン・オープン以来でキャリア3度目(4敗)となる。

 1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取したハチャノフは5-5から3度目のブレークに成功して第2セットも制したが、ブロックスが第3セット2-2からサービスダウンを喫した時点で試合続行を断念したため1時間38分で試合が終了した。

 序盤から本来のプレーができていなかったブロックスは第1セット終了後にメディカルタイムアウトを取って左足の治療を受け、第2セット終了後に取った2度目のタイムアウトでは4回戦で痛めていた脇腹のケアを受けていた。

「この試合に向けてしっかり準備をしてきたけど、やり難い状況だった。序盤から主導権を握っていると感じていたけど、次第に相手がどんどんフィジカル的に苦しんでいるのがわかったから複雑な心境だった」とハチャノフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼(ブロックス)が苦しんでいたから『カモン!』と叫びたくなかったけど、エネルギーは維持しておきたかった。彼が1日も早く回復するよう願っている」

 1年前の同時期にトップ10プレーヤーだったハチャノフは同シーズン後半から低迷してランキングもじりじりと下降し、ハードコートの前哨戦3大会では1勝もできずに世界ランク50位で今大会を迎えている。

 ハチャノフは4年ぶりの準決勝で、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-2 7-5 6-1で破って勝ち上がった第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 1月にトップ100デビューした21歳のブロックスは5月にATPマスターズ1000大会のマドリッドで4強入りして50位以内に入ったが、今回の活躍でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングでは26位に浮上したハチャノフに追い抜かれはしたが自己最高の27位に付けている。

 昨年のNext Gen ATPファイナルズに出場したメンバーで今シーズンにトップ30に食い込んだのは、現在13位のラファエル・ホダル(スペイン)に次いで2人目となる。

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写真◎Getty Images

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