ズベレフがUSオープンでティームに惜敗した2020年以来の決勝進出「神様が今年は君の番だと言っているのかもしれない」

写真はグランドスラム3大会連続となる決勝進出を決めたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が元世界ランク8位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 7-6(7) 7-6(6)で退け大会初優勝に王手をかけた。

 4-3から初のブレークに成功して第1セットを先取したズベレフは第2セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、競り合いながらも続く2セットをタイブレークの末に連取して2時間58分でグランドスラム3大会連続となる決勝進出を決めた。

 フレンチ・オープンで悲願のグランドスラム制覇を果たしたズベレフはウインブルドンでも決勝まで勝ち進んだが、ハードコートの前哨戦2大会ではATPマスターズ1000大会のトロントで初戦敗退を喫するなど2勝2敗と結果を残せていなかった。

 この結果でズベレフは、ハチャノフとの対戦成績を7勝3敗とした。両者は2021年8月に東京オリンピック決勝で顔を合わせ、ズベレフが6-3 6-1で勝っていた。

 今大会でのズベレフは5セットにもつれた最初の2試合で9時間半近く戦ったが、続く4試合では1セットも落とさず6度目となるグランドスラム決勝の舞台に到達した。

 同大会に4年連続12回目の出場となる29歳のズベレフは無観客で開催された2020年にも決勝に進出したが、前回はあと2ポイントに迫りながらもドミニク・ティーム(オーストリア)に6-2 6-4 4-6 3-6 6-7(6)で惜敗していた。

「2回戦が終わった午前3時頃にロッカールームでチームと一緒に自分がどれだけ酷いプレーをしたかについて笑い合っていたんだ。そんなユーモアのセンスに助けられたよ」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで明かした。

「翌日の練習からボールの感触がよくなった気がしている。それからプレーがどんどんよくなり、自分のテニスが少し向上したのは間違いないと思う。そうでなければUSオープン決勝には勝ち進めなかったと思う」

 今季のグランドスラム大会で好成績をおさめていることについて聞かれたズベレフは「物事が思い通りにいくこともあるんだね」と答え、「(メジャー大会では)何度もあと一歩のところまでいったけど、苦労してきた過去がある。今年は神様が『今年は君の番だからコートでの時間を楽しみなさい』と言っているのかもしれないと感じている」と語った。

「だから僕は楽しんでいる。決勝の大舞台でプレーするのが大好きだから、日曜日が待ち遠しいよ」

 グランドスラム大会に初めてトップシードとして臨んでいるズベレフは6年ぶりの決勝で、第11シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との地元勢対決を4-6 6-3 6-3 7-5で制して勝ち上がった第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは過去5戦してズベレフが全勝しているが、グランドスラム大会では初対決となる。USオープンの同種目でアメリカ人選手が栄冠に輝いたのは、今のところ2003年のアンディ・ロディック(アメリカ)が最後となっている。

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写真◎Getty Images

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