元世界4位の錦織圭、現役最後の公式戦 [木下グループジャパンオープン]

現役ラストマッチを戦い終えた錦織圭は、満員の有明コロシアムに別れを告げた(Kenta Harada / Getty Images)


 国内唯一のATPツアー公式戦「木下グループジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月30日~10月6日/賞金総額234万2275ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、錦織圭(ユニクロ)が第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)に4-6 4-6で敗れ、現役最後の公式戦を戦い終えた。



 オープニングゲームでサービスダウンしたのは錦織。第4ゲームで追いついたが、3-3でふたたびティアフォーにブレークを許し、第1セットを落とした。第2セットも1-1で先に錦織がサービスダウン、その後も果敢に挑戦し続けたものの世界8位のティアフォーに敵わなかった。試合時間は1時間14分。




 ジャパンオープンは2年ぶり9度目の出場となる36歳の錦織は、2012年と14年にタイトルを獲得。前回プレーした2024年は2試合を勝ち抜き、準々決勝に進出し、オルガ・ルーネ(デンマーク)を相手に、マッチポイントを握りながらも6-3 2-6 5-7で惜敗した。
 
 2007年にプロ入りしてから、ツアー通算12勝(シングルス)を挙げ、2010年11月にトップ100デビュー。2015年3月にはキャリアハイとなるATPランキング4位を記録した。日本男子がまだ見たことのない到達点だった。

 キャリアを通して4つの異なるグランドスラムの本戦を合計46回プレー。その4つの大会すべてで複数回(合計12回)ベスト8以上に進出し、2014年USオープンでは自己最高の準優勝を飾った。

 長年に渡りトップ10プレーヤーとしても活躍してきた。男子トップ8が集うエリート大会「 ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)には4度出場(2014~16年、18年)し、2014年と16年に決勝トーナメントに進出(ベスト4)した。

 また、男子テニスの『ビッグ4』と呼ばれたロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)と同じ時代を戦った錦織は、4人全員に対して2度以上(対フェデラー:3勝8敗、対ナダル:2勝12敗、対ジョコビッチ:2勝18敗、対マレー:2勝9敗)勝っており、多くの名勝負を繰り広げた。

 日本代表チームでもエースとして母国を牽引。デビスカップはシングルス19勝4敗、ダブルス3勝0敗の戦績を残した。オリンピックにも2008年北京から2024年パリまで5大会連続で出場し、2016年リオデジャネイロ大会の男子シングルスで銅メダルを獲得。日本テニス、96年ぶりのメダル獲得だった。

 今年をラストシーズンと決めた錦織は、ここまで10大会でプレーし、9勝10敗(チャレンジャー大会&予選を含む)の戦績を残した。このジャパンオープンが現役最後の公式試合となり、ツアーレベルの戦績は452勝233敗の戦績で幕を下ろすこととなった。

 一方、錦織を破ったティアフォーは、対戦成績を1勝1敗のタイとした。両者は2018年10月にシンシナティ(ATP500/室内ハードコート)の1回戦で初めて顔を合わせ、そのときは錦織が7-6(3) 5-7 6-2で勝っていた。



 錦織の大ファンであることを公言しているティアフォーは、その錦織を倒して進んだ2回戦で、前日に同胞のルカ・バン アッシュ(フランス)を6-3 6-2で破って勝ち上がった予選勝者のアルトゥール・フィス(フランス)と対戦する。

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写真◎Kenta Harada / Getty Images

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