マレーがついに戻って来る! シングルスに復帰 [ウェスタン&サザン・オープン]

 彼のシングルス復帰で、『ビッグ4』の再集合がいずれ実現することになる。前年度覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、7度大会を制しているロジャー・フェデラー(スイス)、2013年優勝者のラファエル・ナダル(スペイン)と合わせた4人だ。

 日曜日にモントリオールで優勝したばかりのナダルは、シンシナティの欠場を発表した。

 ジョコビッチは昨年の決勝でフェデラーを倒して初優勝し、ずっと彼の手から逃れ続けていた唯一のマスターズ・タイトルをついにつかんだ。彼はそれまで5度決勝で敗れていたのである。ジョコビッチは昨年の結果で、9つあるマスターズ大会のすべてでシングルス優勝を遂げた初のプレーヤーとなった。

『ビッグ4』は過去14タイトルのうち11回を4人の間で分け合い、シンシナティを支配していた。『ビッグ4』はまた、過去17のグランドスラム大会のうち16大会を4人の間で分け合っており、頻繁に決勝で対決し合ってもいた。

「僕らはいまだグランドスラム大会と、非常に重要な大きな大会でベストテニスをプレーし続けている」とジョコビッチはこの日曜日に語った。

 マレーは2012年USオープン、2013年と2016年ウインブルドンに優勝したときの調子からはまだまだ遠く離れているが、未来には希望がある。彼は今、ツアーで定期的にシングルスをプレーする状態に戻りたいと願っているのだ。彼はまた兄と組んでダブルスで2020年東京五輪に出場したいと考えている。

 シンシナティで事がどんなふうに進むか見てみたあと、彼はプレーを再建するために今年後半に別の大会に出場してみるか否かを決めることになる。

「言うまでもなく自分の動きに疑念があるか、臀部やその周辺がどんなふうに感じるかをコート上(試合)で見出すことになる」とマレーは日曜日の練習後にコメントした。

「僕にとって心配するようなことは何もないよ。でも今そう言うのは簡単だが、実際に試合でコートに立ったときには心理的に難しいかもしれない」

 日曜日に行われた1回戦の2試合は、第11シードのジョン・イズナー(アメリカ)が27本のサービスエースを刻み、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を7-6(3) 1-6 7-5で倒した。彼はこの試合で自分が手にした唯一のブレークポイントをものにして試合に終止符を打った。

 また、アレックス・デミノー(オーストラリア)はマルコ・チェッキナート(イタリア)を6-7(5) 6-1 6-2で下し、2回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス)と兄ジェイミー(後ろ姿)、8月2日に撮影
WASHINGTON, DC - AUGUST 02: Andy Murray (R) and his brother Jamie Murray of Great Britain look on during their doubles match against Raven Klaasen of Russia and Michael Venus of New Zealand during Day 5 of the Citi Open at Rock Creek Tennis Center on August 02, 2019 in Washington, DC. (Photo by Rob Carr/Getty Images)

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