世界1位復帰の可能性を残すプリスコバがベスト8に進出 [ロジャーズ・カップ]

WTAツアー公式戦の「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・トロント/8月5~11日/賞金総額283万ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が第16シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を6-3 7-5で倒し、ベスト8に進出した。

 今週の成績次第で2017年以来となる世界ナンバーワン返り咲きの可能性を擁しているプリスコバは、次のラウンドで地元期待の新星ビアンカ・アンドレスク(カナダ)と対戦する。

 19歳のアンドレスクはこの日、第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に6-1 6-7(7) 6-4で競り勝った。この結果でアンドレスクは、今年のトップ10選手に対する対戦成績を5勝0敗とした。

 一方、優勝したウインブルドン以来の大会に臨んでいる前年覇者で第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、元フレンチ・オープンとUSオープン優勝者のスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を6-1 6-2で圧倒した。ランキングを198位まで落としているクズネツォワは、今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場していた。

ロジャーズ・カップ2019|PHOTOアルバム

 また、ソフィア・ケニン(アメリカ)は19歳のデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-2 6-2で退けた。ケニンは火曜日の2回戦で、世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)から金星を挙げていた。

 ケニンは準々決勝で、2015年の優勝者で第11シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。世界7位のスビトリーナは、2年前のトロントでタイトルを獲得している。

 そのほかの試合では、第2シードの大坂なおみ(日清食品)が予選勝者のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(4) 6-4で、第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が予選勝者のエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を7-5 6-4で、予選勝者のマリー・ブーズコバ(チェコ)はエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 6-2で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝では、大坂がセレナと、ハレプはブーズコバと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)
TORONTO, ON - AUGUST 08: Karolina Pliskova of Czech Republic hits a shot against Anett Kontaveit of Estonia during a third round match on Day 6 of the Rogers Cup at Aviva Centre on August 08, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)

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