大会初日の注目カード、39歳ビーナス対15歳ガウフ [ウインブルドン]
今年3大会目のグランドスラム「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)。
ロジャー・フェデラー(スイス)が非常に魅力的と呼んだ大会初日の注目カードは、女子シングルスで最年長の女性、つまり39歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と最年少で15歳のコリ・ガウフ(アメリカ)の対戦だ。
考えてみてほしい。ビーナスはガウフが生まれたときまでに、これまでに獲得した7つのグランドスラム・タイトルのうち4つをすでに獲っている。そしてこの試合は、ビーナスにとってはウインブルドンでの106試合目であり、プロ化以降の時代でもっとも若い予選勝者となったガウフにとっては初試合となる。ガウフは、彼女と妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)をアイドルとみなしている。
「彼女にとって、そしてビーナスにとって素晴らしい瞬間よ。ビーナスにとっても素晴らしい瞬間になるでしょうね」とセレナはコメントした。
「ビーナスは実際、私にビーナスを思い出させる選手とプレーすることになるのよ」
この対戦は、元ナンバーワンで第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)対アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)対イリ・ベセリ(チェコ)の試合に続く、コート1の第3試合に組まれている。
大会の伝統に則り、センターコートの第1試合は前年度覇者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がプレーし、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。続くセンターコートの第2試合は元世界1位で第2シードの大坂なおみ(日清食品)とユリア・プティンセバ(カザフスタン)、第3試合が地元選手で第30シードのカイル・エドマンド(イギリス)とジャウメ・ムナール(スペイン)の対戦が続くことになる。
月曜日に試合を予定しているそのほかの選手には、グランドスラム大会優勝者で第22シードのスタン・ワウリンカ(スイス)、第14シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、昨年のウインブルドン男子シングルス準優勝者で第4シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)らがいる。
日本選手の先陣を切るのは、センターコートの第2試合として行われる大坂の試合の前に、コート15の第1試合に入る西岡良仁(ミキハウス/68位)だ。対戦相手は元世界8位(現288位)のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)となっている。
13日間の大会は月曜日に始まり、女子シングルス決勝が7月13日の土曜日に、男子シングルス決勝は14日の日曜日に行われる。ナイターの試合はなく、ミドルサンデーの7月7日は試合は行われない。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/右)とコリ・ガウフ(アメリカ/左)(Getty Images)
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