ズベレフがコートサイド解説のギルバートに「声が大きい」と苦情 [USオープン]
今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の大会9日目は、トップハーフの男女シングルス準々決勝と男女ダブルス準決勝が行われた。
会場に観客がいない今年の大会は非常に静かだが、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はもっと静かにして欲しいと思っている。
第5シードのズベレフは第27シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を1-6 7-6(5) 7-6(5) 6-3で倒し、フラッングメドウでの自己最高をさらに更新するベスト4進出を決めた。
この試合の第3セットでサーブをする前にズベレフは一旦動きを止め、アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」の放送でコートサイド解説を担当していたブラッド・ギルバート(アメリカ)に静かにするよう頼んだ。
「あなたの話し声は大きすぎる」とズベレフは文句を言い、注意を受けたギルバートは「ああ、申し訳ない」と答えた。
「話していることが一語一句が聞こえるよ」とズベレフは皮肉を込めてたしなめた。ギルバートはそのときちょうど、ズベレフのダブルフォールトの問題についてコメントしたところだった。
静寂が戻るとズベレフはサービスウィナーを決め、そのゲームをキープして3-3とした。12本のダブルフォールトを犯したにも関わらず彼は4セットで勝利をおさめ、今年あったふたつのグランドスラム大会の双方でベスト4に進出した選手となった。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)
※写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 08: Alexander Zverev of Germany serves the ball during his Men's Singles quarterfinal match against Borna Coric of Croatia on Day Nine of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 8, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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