フェリシアーノ・ロペスが37歳にしてクイーンズクラブでふたたび決勝へ [フィーバーツリー選手権]

ATPツアー公式戦の「フィーバーツリー選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月17~23日/賞金総額221万9150ユーロ/グラスコート)のシングルス準決勝で、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)が第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に6-7(3) 6-3 6-4で挽回勝ちし、決勝でジル・シモン(フランス)と対戦することになった。

 ATPツアーの準決勝と決勝において37歳のロペスと18歳のオジェ アリアシムの年齢差は、43歳のケン・ローズウォール(オーストラリア)が23歳のパット・デュプレ(アメリカ)を倒した1977年の香港グランプリ準決勝に次いで大きなものだった。

 直面した8つのブレークポイントをすべてセーブしたロペスは、自分が手にしたブレークチャンスのうちふたつをものにし、2時間16分の戦いの末にオジェ アリアシムを下して2017年以来となるATPツアー決勝に進出した。

 その2017年、彼はまさにこのクイーンズクラブの決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)を倒して優勝を遂げていたのである。当時35歳だった彼は、大会史上最年長のチャンピオンとなった。そして日曜日、彼は最年長の決勝進出者としてセンターコートに戻ってくる。

 オジェ アリアシムはロペスの15本よりはるかに多い24本のサービスエースを決め、第1セットでは印象的な戦いぶりを見せていた。しかし彼がトップ20に入るには、もう少し時間が必要となった。現在キャリア最高の21位に位置するオジェ アリアシムにとって、この試合に勝てばそれが達成できるはずだった。

 一方のシモンはこの日最初の準決勝で、2時間37分の戦いの末に第4シードのダニール・メドベデフ(ロシア)を6-7(4) 6-4 6-3で退けた。

 ロペスはシモンとの過去の7対戦のうち5試合で勝者となっており、うちグラスコートでプレーした4試合ではすべて勝っている。

 しかしロペスはまた、腰の手術後の5ヵ月におよぶ戦線離脱からカムバックしようとしているアンディ・マレー(イギリス)をダブルスのパートーナ-として助けている。シングルス準決勝を戦ったあと、ロペスとマレーは前日から日没順延で持ち越されたダニエル・エバンズ/ケン・スクプスキー(ともにイギリス)に対するダブルス準々決勝の試合を6-4 7-6(3)で終わらせた。

 ふたりはそのあと、さらに第3シードのヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)との準決勝を戦い、7-5 6-7(5) [10-7]で制して決勝に進出。37歳にして1日に3試合をプレーしたロペスの疲労が懸念されるところだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフェリシアーノ・ロペス(スペイン)
LONDON, ENGLAND - JUNE 22: Feliciano Lopez of Spain celebrates victory during his mens singles semi-final match against Felix Auger-Aliassime of Canada during day six of the Fever-Tree Championships at Queens Club on June 22, 2019 in London, United Kingdom. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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