フェルナンデス/国枝慎吾が前年決勝カードを制し連覇に王手 [フレンチ・オープン車いすの部]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の男子ダブルス1回戦で、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(ユニクロ)が第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)に3-6 6-3 [12-10]で競り勝ち、大会連覇に王手をかけた。試合時間は1時間38分。
マッチタイブレークではウッデ/パイファーが9-4とリードしたがフェルナンデス/国枝が5ポイント連取で巻き返し、最終的に合計5本のマッチポイントを凌いだ末に迎えた最初のチャンスをものにして勝利をもぎ取った。
国枝とフェルナンデスのコンビは、今回が13回目のグランドスラム出場。昨年のロラン・ギャロスでは決勝でウッデ/パイファーを2-6 6-2 [10-8]で倒し、同ペアでの初優勝を飾っていた。
フェルナンデス/国枝は決勝で、第2シードのアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(ともにイギリス)と対戦する。ヒュウェット/リードは1回戦で、フレデリック・カッタネオ(フランス)/ヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-3 7-6(2)で下しての勝ち上がり。
シングルスに第1シードで出場している国枝は、この日行われた準決勝でジェラードに5-7 6-2 4-6で敗れていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、男子シングルスでフェルナンデスが3年ぶり2度目、女子シングルスはディーダ・デ グロート(オランダ)が初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が2連覇を達成した。(テニスマガジン)
※写真は昨年のフレンチ・オープンでのグスタボ・フェルナンデス(後ろ)/国枝慎吾(アルゼンチン/ユニクロ)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)
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