フェルナンデスが全豪に続いてグランドスラム2大会連続優勝 [フレンチ・オープン・車いすの部]

今年ふたつ目のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、第2シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)がゴードン・リード(イギリス)を6-1 6-3で下し、3年ぶりの優勝を果たした。試合時間は1時間10分。

 フェルナンデスがグランドスラムのシングルスを制したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いて通算4度目となる。

 全仏に7年連続出場となった25歳のフェルナンデスは、2016年にタイトルを獲得。昨年は決勝に進出したが、国枝慎吾(ユニクロ)に6-7(5) 0-6で敗れていた。

 この結果でフェルナンデスは、リードとの対戦成績を22勝17敗とした。ロラン・ギャロスでは2016年決勝と17年の1回戦で対戦しており、いずれもフェルナンデスがストレートセットで勝っていた。

 今大会でのフェルナンデスは、1回戦でステファン・オルソン(スウェーデン)を4-6 6-1 6-1で、準決勝ではアルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-1 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 国枝とのペアで出場しているダブルスでも勝ち残っているフェルナンデスは、単複2冠をかけた第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)との決勝を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスで国枝が7度目の優勝、女子シングルスは上地結衣(三井住友銀行)が大会連覇を果たした。男子ダブルスではウッデ/パイファーが2連覇、女子ダブルスはディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(ともにオランダ)が制した。

※写真はグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)
PARIS, FRANCE - JUNE 08: Gustavo Fernandez of Argentina celebrates at match point during the mens wheelchair singles final against Gordon Reid of Great Britain during Day fourteen of the 2019 French Open at Roland Garros on June 08, 2019 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles