プリスコバがキャリア最大のクレーコート・タイトルを獲得 [BNLイタリア国際]

「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/5月13~19日/賞金総額345万2538ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がジョハナ・コンタ(イギリス)を6-3 6-4で破り、キャリア最大のクレーコート・タイトルを手に入れた。

 2016年USオープン準優勝者のプリスコバは、今年ここまで一貫して挙げてきたいい成績にこの勝利を加え、週明けには世界ランク2位に浮上する。この勝利はまた、来週末に始まるフレンチ・オープンで彼女を優勝候補の一角に押し上げることになる。

「私はただ、ここでプレーしてきたテニスをパリに持ち込めるよう願っているわ」とプリスコバはコメントした。

「こんなふうにプレーできれば、間違いなく私にもチャンスはあるでしょうね」

 今季をブリスベンでのタイトルで始めたプリスコバは、オーストラリアン・オープンとマイアミ・オープンで準決勝に進出した。

 ノーシードのコンタは試合の出だしにややナーバスであるように見えた。彼女はダブルフォールトをおかし、それからバックハンドをネットに打ち込んで、最初のサービスゲームでプリスコバにブレークを手渡してしまった。

 第2セットでプリスコバはフォアハンドのドライブボレーを決めて4-3とするブレークを果たし、そこからはもう決して振り返らなかった。

 3つ目のマッチポイントをものにしたあと、プリスコバはスタンドのほうに赴くと、コンチタ・マルチネス(スペイン)と手を合わせた。マルチネスはここローマで4度優勝した経験を持つ元トップ選手で、ごく最近プリスコバのヘッドコーチに任命されていた。

 プリスコバはそれからマルチネスと彼女のチームに、優勝をともに祝うためコートに降りてくるよう頼んだ。

 ダブルス決勝も行われ、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)が第8シードのアンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)/デミ・シヒュース(オランダ)を4-6 6-0 [10-3]で下して大会を制した。(C)AP(テニスマガジン)

女子ダブルス優勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/左)とアシュリー・バーティ(オーストラリア/右)
ROME, ITALY - MAY 19: (L-R) Victoria Azarenka of Belarus and Ashleigh Barty of Australia pose with the trophy after winning the Women's doubles final match during Day eight of the International BNL d'Italia at Foro Italico on May 19, 2019 in Rome, Italy. (Photo by Paolo Bruno/Getty Images)

※トップ写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)
ROME, ITALY - MAY 19: Karolina Pliskova of the Czech Republic holds her winners trophy after her straight sets victory against Johanna Konta of Great Britain in the women's final during day eight of the International BNL d'Italia at Foro Italico on May 19, 2019 in Rome, Italy. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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