ローマでのイタリア国際で3度優勝したことのあるマリア・シャラポワ(ロシア)が、右肩の故障からの回復の過程を続けるため、5月13日から始まる同大会出場を取りやめた。

 イタリア国際の大会主催者は水曜日に、5月13日から19日まで行われるこの大会の本戦ドローで、シャラポワが抜けたあとの場所には世界ランク45位のヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)が入ることになると発表した。

 グランドスラム大会を5度制したシャラポワは、1月のサンクトペテルブルク(ロシア)で1回戦に勝ったあとに故障のため棄権を強いられ、以来、一度も大会に出場していない。彼女はオーストラリアン・オープンで3試合に勝ち、現在は世界28位につけている。

 シャラポワは2月に、右肩に“ちょっとした処置”を受け、治癒には数週間が必要だろうと語った。彼女はその際に、腱の摩耗と肩の腱の付着部の裂傷による痛みに、昨年の半ばからわずらわされてきたと言い添えた。

 ローマに出場できないということは、シャラポワはクレーシーズンを、今月終わりに始まるフレンチ・オープンで直に始めざるを得ないということになる。

 シャラポワは、2011年、2012年、2015年にイタリア国際で優勝していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマリア・シャラポワ(ロシア)、1月のサンクトペテルブルクで撮影
Maria Sharapova of Russia returns the ball to Daria Gavrilova of Australia during their WTA St. Petersburg Ladies Trophy 2019 tennis match on January 28, 2019 in Saint Petersburg, Russia. (Photo by Mike Kireev/NurPhoto via Getty Images)

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