ナダルがフルセット勝利、オジェ アリアシムの次戦は錦織 [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]

スペイン・バルセロナで開催されている「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月22~28日/賞金総額274万6455ユーロ/クレーコート)のシングルス2回戦で、前年度覇者のラファエル・ナダル(スペイン)がスロースタートを克服し、世界ランク63位のレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に6-7(7) 6-4 6-2で勝って3回戦に駒を進めた。 ナダルは1回戦がBYEで免除されていたため、この2回戦が初戦だった。

 この勝利でナダルは、クレーコートでの連敗ゼロ(=クレーでは一度も2試合連続で負けたことがない)の記録を保持した。世界2位のナダルは、先週のモンテカルロ準決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)に敗れたばかりのところだった。

 バルセロナを11度制しているナダルは、次のラウンドで同胞のダビド・フェレール(スペイン)と対戦する。今季での引退を決め、最後のバルセロナをプレーしている37歳のフェレールは、2回戦で第15シードのルカ・プイユ(フランス)を6-3 6-1で倒した。

 第1シードのナダルはセットの後半にブレークを交換し合ったあと、タイブレークでの2つを含め、第1セットで3つのセットポイントを無駄にしてしまった。彼は第2セットの最初のゲームでメイヤーのサービスをブレークすることで迅速に奮起し、その後は勝利に向けてひたすら突き進んだ。

「最良のスタートではなかった。この午後に最高のフィーリングだった訳ではないが、でも前進し続け、試合に勝つための道を見つけ出すことができた。今日は、それがもっとも大事なことだった」とナダルは試合後に語った。

「(メイヤーは)誰に対してもよく戦うが、おそらく今日の問題は、彼が僕に対して非常によく戦ったことではなかった。僕が、あまりいい戦いをしていなかったんだ」

 フォニーニは、ハムストリングの故障を理由にバルセロナを棄権したため、ここでモンテカルロでの優勝にさらなる勝利を加えることができなかった。初戦が始まる前に欠場を決めたため、フォニーニの代わって世界104位のロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)が本戦入りし、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニコラ・クーン(スペイン)に対する初戦(2回戦)を6-7(4) 6-4 6-2の勝利で飾った。

 そのほかの試合では、第7シードのダニール・メドベデフ(ロシア)が予選を勝ち上がったアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-3 2-6 6-1で、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)は第11シードのジル・シモン(フランス)を6-3 6-2で破り、それぞれ3回戦に進出した。

 また、第6シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がギド・ペラ(アルゼンチン)に2-6 6-7(4)で、第9シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)がクリスチャン・ガリン(チリ)に5-7 2-6で、第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はブノワ・ペール(フランス)に4-6 7-6(9) 1-6で敗れた。

 18歳のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はマレク・ジャジリ(チュニジア)を6-3 7-6(7)で倒し、次のラウンドで第4シードの錦織圭(日清食品)と対戦することになった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン)
BARCELONA, SPAIN - APRIL 24: Rafael Nadal of Spain acknowledges the fans after his Men's round of 32 match against Leonardo Mayer of Argentina on day three of the Barcelona Open Banc Sabadell at Real Club De Tenis Barcelona on April 24, 2019 in Barcelona, Spain. (Photo by Quality Sport Images/Getty Images)

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