キーズがゴルビッチに敗れるも、スティーブンスの勝利で1勝1敗 [フェド杯アメリカ対スイス]

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のワールドグループ・プレーオフ「アメリカ対スイス」(4月20、21日/アメリカ・テキサス州サンアントニオ/室内ハードコート)の初日が終了し、ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)がマディソン・キーズ(アメリカ)に対して番狂わせを演じたあと、スローン・スティーブンス(アメリカ)がティメア・バシンスキー(スイス)を破って1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 世界ランク8位のスティーブンスは同111位のバシンスキーに対し、フリーマン・コロシアムで6-4 6-3の勝利をおさめた。世界80位のゴルビッチが同14位のキーズに対する6-2 6-3の勝ち試合を通して終始主導権を握り続けたあと、スティーブンスの勝利は非常に重要な意味を持つものとなった。

 スティーブンスは日曜日にゴルビッチと対戦する予定で、それにキーズ対バシンスキーの試合が続く。決着がつかなかった場合には、ソフィア・ケネン/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)がエレナ・イン アルボン/コニー・ペリン(スイス)とダブルスを戦うことになる。

 勝ったチームは2020年にワールドグループで戦う権利を手にする。負けたチームは、来季にワールドグループ2部でプレーすることになる。

 バシンスキーとの試合で、スティーブンスは第1セットでは1-3、第2セットでは0-2の劣勢をその都度覆した。第2セットでのスティーブンスは、第7ゲームでバシンスキーのサービスをブレークしてリードを奪った。バシンスキーは第8ゲームでやや疑わしい二度打ちの判定を受けたあと、ミスが早くなってしまった。

 第1試合でのキーズは47本のアンフォーストエラーを犯し、決して強いサービスを打つとは言えないゴルビッチに対して手にした4本のブレークポイントをひとつも取ることができなかった。

 ゴルビッチは第1セットでキーズのサービスゲームを2度ブレークし、第2セットの第1ゲームを落としたあとは決して勢いを手放さなかった。3-3からの第7ゲームで、ゴルビッチは相手の40-15から巻き返してブレークに成功した。

 キーズのフェドカップでの戦績は、これで4勝5敗となった。

 アメリカはこれまでのところ、フェドカップにおけるスイスとの過去の8対戦のすべてに勝っている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのスローン・スティーブンス(アメリカ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 20: Sloane Stephens of the U.S.A plays a forehand in her fourth round match against Anastasia Pavlyuchenkova of Russia during day seven of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 20, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Darrian Traynor/Getty Images)

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