ハレプが準決勝進出、ナンバーワン奪回を目指す [マイアミ・オープン]

「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額903万5428ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第18シードのワン・チャン(中国)を6-4 7-5で下した。

 水曜日の準々決勝を、ハレプは華やかに戦い終えた。世界ランク1位への帰還は彼女へのご褒美となるかもしれない。

 ワンに対し最後の6ゲームを連取したハレプは、もし次に第8シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に対する準決勝に勝てば、世界ランク1位に返り咲くことになる。プリスコバはこの日の準々決勝で、同法でノーシードから勝ち上がってきたマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-3 6-4で下した。

「ついさっきコーチから、ふたたび世界ナンバーワンになるのにもう一試合に勝てばよいのだと聞かされたところなの」とハレプは試合後に語った。

「そのことはずっと私の頭の中にあった。ふたたびこのポジションに立つことができてうれしいわ」

 一方、プリスコバは最後のゲームで2つのブレークポイントを凌いだ末に勝利をつかんだ。最後のポイントは、ボンドルソバがフォアハンドをアウトして試合に終止符が打たれた。

「今夜は完璧だわ」とプリスコバは振り返った。

 プリスコバのハレプに対する過去の対戦戦績は2勝7敗。ふたりの対戦は、勝ち残っている選手の中でもっともシードが高い者同士の対戦となる。

 木曜日の午後に行われる予定のもう一つの準決勝は、第12シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)という顔合わせとなっている。

「いい試合になると思うわ」とプリスコバはハレプとの準決勝についてコメントした。

「彼女のテニスの質はいつも高いし、熱心さ、激しさのレベルも常にいい」

 ハレプはこれに先立ち2度、世界1位の座についており、2018年のほとんどを1位で過ごしていた。今年1月、オーストラリアン・オープンで優勝した大坂なおみ(日清食品)にその座を明け渡した彼女は、これほど早い時期に奪い返す機会がくるとは思っていなかったという。

「それは私にとって大きな意味を持つの」とハレプは言った。(C)AP(テニスマガジン)

女子シングルス準決勝

アネット・コンタベイト(エストニア)[21] vs アシュリー・バーティ(オーストラリア)[12]

カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[5] vs シモナ・ハレプ(ルーマニア)[2]

※[ ] 数字はシード順位

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)
MIAMI GARDENS, FL - MARCH 27: Simona Halep (ROU) wins her quarter finals match at the Miami Open on March 27, 2019 at Hard Rock Stadium in Miami Gardens, FL. (Photo by Michele Sandberg/Icon Sportswire via Getty Images)

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