ジョコビッチがデルボニスにフルセット勝利「別の方向に転ぶことも十分にあり得た」 [マイアミ・オープン]

「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月20~31日/賞金総額931万4875ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2セットでのリードを浪費してしまったことに苛立ったが態勢を立て直し、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-5 4-6 6-1で下した。

 ポケットからスペアのボールを取り出したジョコビッチは、怒りをあらわにそれをバックネットに打ちつけた。それから彼は、協力的でないラケットをコンクリートに叩きつけた。彼はカッとなり一時的に平静心を失いはしたが、試合は失わなかった。

 第2セットで3-1とリードしていたとき、彼は簡単な勝利に向け、突き進んでいるように見えていた。しかし、そこから2回連続でサービスを落とした。しかしそれから、安定性を取り戻して連続して長いラリーを制すると、最後の5ゲームを連取した。

「第3セットの出だしは競り合いだった。別の方向に転ぶことも十分にあり得た」とジョコビッチは振り返った。

 世界1位のジョコビッチは、今年からドルフィンズ・コンプレックスに場所を移したマイアミ・オープンで、7度目のタイトル獲得にトライしているところだ。

 ジョコビッチの4回戦の相手は、第22シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)だ。バウティスタ アグート は、第15シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を 6-4 6-4で下した。

「僕はいい感触でボールを打っている。ただ、そのレベルのプレーを試合を通し維持するため、もう少し安定性が必要なだけだ」とジョコビッチは試合後に語った。

 スタジアムの外のコートの観客動員数はこの日も多く、活気に満ちていた。しかし、巨大なスタジアムの雰囲気は、ジョコビッチの試合でも半分は空席だったため、より控えめだった。

「これは、テニスではほかにあまり類を見ないスタジアムだ」とジョコビッチはコメントした。

「明らかに、僕らがかつて経験したものとは違っている。これはテニスの会場ではない。ここでの僕らはマイアミ・ドルフィンズ(アメフトのチーム)のゲストなんだ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 24: Novak Djokovic of Serbia hits a backhand against Federico Delbonis of Argentina in the third round of the men's singles in the Miami Open at the Hard Rock Stadium on March 24, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by TPN/Getty Images)

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