片山翔が吉備雄也を下して優勝、島袋将とのダブルスも制して単複2冠 [第55回島津全日本室内]

JTA(日本テニス協会)主催大会の「第55回 島津全日本室内テニス選手権大会」(男子:JTT-2/京都府京都市・島津アリーナ京都/2月13~17日/賞金総額:男子600万円/室内カーペットコート)は最終日を迎え、単複の決勝が行われた。

 ノーシード同士の対戦となったシングルス決勝は、片山翔(伊予銀行)が吉備雄也(ノア・インドアステージ)を6-2 2-6 6-3で下して優勝を飾った。

 ふたりはともに、柳川高校から早稲田大学に進学。インカレでは2009年と10年に吉備が2連覇を果たし、3年後輩の片山は2011年にタイトルを獲得していた。

 今大会での片山は、1回戦で島袋将(早稲田大学)を6-3 7-6(3)で、2回戦で第2シードの江原弘泰(フリー)を7-6(5) 6-4で、準々決勝で第5シードの竹内研人(フリー)を6-2 6-4で、準決勝では第3シードの関口周一(Team REC)を7-6(6) 7-6(5)で破って決勝進出を決めていた。

 32歳の吉備は、今大会を最後に引退する意向を表明していた。

 シード勢が4強を独占したダブルス決勝はトップ2シードの対戦となり、第2シードの島袋将(早稲田大学)/片山が第1シードの守谷総一郎(Team REC)/竹内研人(フリー)を6-4 4-6 [10-7]で倒し、片山は単複2冠を達成した。

 2月18日(月)からは、ITF(国際テニス連盟)の6万ドル大会として行われる女子の部がスタートする。初日は10時00分から、予選1回戦12試合が行われる予定となっている。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

男子シングルス決勝

○29片山翔(伊予銀行)6-2 2-6 6-3 ●12吉備雄也(ノア・インドアステージ)

男子ダブルス決勝

○16島袋将/片山翔(早稲田大学/伊予銀行)[2] 6-4 4-6 [10-7] ●1守谷総一郎/竹内研人(Team REC/フリー)[1]

(右から)男子ダブルス優勝の片山翔(伊予銀行)、島袋将(早稲田大学)、準優勝の守谷総一郎(Team REC)、竹内研人(フリー)

※トップ写真は男子シングルス優勝の片山翔(伊予銀行/左)と準優勝の吉備雄也(ノア・インドアステージ/右)
写真提供◎京都府テニス協会
撮影◎真野博正 / HIROMASA MANO

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