奈良くるみがソレール エスピノーサを下し、日本がワールドグループ・プレーオフ進出に王手 [フェド杯ワールドグループ2部 日本対スペイン]

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のワールドグループ2部1回戦「日本対スペイン」(2月9、10日/福岡県北九州市・北九州市立総合体育館/室内ハードコート)の第3試合で日本の奈良くるみ(安藤証券:単156位)がスペインのシルビア・ソレール エスピノーサ(単190位)を7-6(3) 6-4で下し、日本がワールドグループ・プレーオフ進出に王手をかけた。試合時間は1時間51分。

 この試合は土居美咲(ミキハウス:単121位)とサラ・ソリベス トルモ(単78位)が対戦予定だったが、両国ともにメンバーを変更していた。

 2011年に初の日本代表入りを果たした奈良は、今回が13回目のフェド杯出場。18試合目のシングルスで、11勝目を挙げた。ソレール エスピノーサとは、今回が初対戦だった。

 初日に行われたシングルスは、第1試合で日比野菜緒(ブラス:単123位)がソリベス トルモを6-4 6-2で破り、第2試合は土居がジョルジーナ・ガルシア ペレス(単161位)に2-6 6-4 6-7(2)で敗れ、1勝1敗で2日目を迎えていた。

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。世界の上位16ヵ国が争うトップカテゴリーは「ワールドグループ」と「ワールドグループII」の2部(8ヵ国ずつ)に分けられている。

 日本は昨年、アジア・オセアニアグループ1部(インド・ニューデリー/2月7~10日/ハードコート)で3年ぶりに優勝。ワールドグループ2部プレーオフ(4月21、22日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)ではイギリスを3勝2敗で破り、2014年以来となるワールドグループ2部復帰を決めた。

 スペインは昨年のワールドグループ2部1回戦(イタリア・キエーティ/2月10、11日/室内クレーコート)でイタリアに2勝3敗で敗れ、プレーオフ(スペイン・カルタヘナ/4月21、22日/クレーコート)ではパラグアイを3勝1敗で下してワールドグループ2部に残留した。

 両国は過去に1994年と2013年に2度対戦があり、いずれもスペインが勝利をおさめている。

※文中の世界ランクは2月4日付、出場選手は変更される可能性があります。

ワールドグループ2部1回戦 日本 2-1 スペイン

第1日|2月9日(土)

第1試合 ○日比野菜緒(ブラス:単123位)6-4 6-2 ●サラ・ソリベス トルモ(単78位)

第2試合 ●土居美咲(ミキハウス:単121位)2-6 6-4 6-7(2) ○ジョルジーナ・ガルシア ペレス(単161位)

第2日|2月10日(日)

第3試合 ○奈良くるみ(安藤証券:単156位)7-6(3) 6-4 ●シルビア・ソレール エスピノーサ(単190位)

第4試合 日比野菜緒(ブラス:単123位)vs ジョルジーナ・ガルシア ペレス(単161位)

第5試合 加藤未唯(ザイマックス:複47位)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス:複23位)vs アリョーナ・ボルソバ ザドイノフ(複380位)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(複16位)

※ルールにより第2日目は試合数および試合形式を変更して行う場合あり

※写真は奈良くるみ(安藤証券)
撮影◎宮原和也 / KAZUYA MIYAHARA

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