上地結衣は2年連続準優勝、デ グロートが大会連覇で単複2冠に王手 [オーストラリアン・オープン・車いすの部]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(エイベックス)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に0-6 2-6で敗れた。試合時間は54分。

 2017年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でグランドスラム初優勝を果たした22歳のデ グロートは、昨年のシングルス3冠(全豪、ウインブルドン、全米)と合わせてキャリア5勝目を挙げた。

 この結果でデ グロートは、上地との対戦成績を10勝13敗とした。今季は1週間前にメルボルン(ITF1シリーズ/ハードコート)の決勝で対戦しており、上地が3-6 7-5 7-6(11)で勝っていた。

 全豪に6年連続出場となった24歳の上地は、3度目の決勝進出を果たした2017年に初タイトルを獲得。2連覇を狙った昨年は、決勝でデ グロートに6-7(6) 4-6で敗れていた。

 デ グロートはアニーク・ファンクォト(オランダ)とのペアで第1シードとして出場しているダブルスでも勝ち残っており、単複2冠をかけた第2シードのマジョレーン・バイス(オランダ)/サビーネ・エラルブロック(ドイツ)との決勝を控えている。

 今大会での上地は、1回戦でグランドスラムに初めて出場したジウリア・カポッチ(イタリア)を7-6(3) 6-3で、準決勝ではファンクォトを6-1 6-4で下して決勝進出を決めていた。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会では、シングルスで国枝慎吾(ユニクロ)とデ グロートが優勝。ダブルスはステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)と上地/バイスがタイトルを獲得した。

※写真は車いすの部の女子シングルスで優勝を果たしたディーダ・デ グロート(オランダ/左)と準優勝の上地結衣(エイベックス/右)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 26: Diede De Groot of the Netherlands and Yui Kamiji of Japan pose following their Women's Wheelchair Singles Final during day 13 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 26, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Mike Owen/Getty Images)

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