ナダルが“ダブルグランドスラム”に王手、20歳のチチパスを圧倒 [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第14シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 6-4 6-0で退け、2年ぶり5度目の決勝進出を果たした。試合時間は1時間46分。

 全豪に6年連続14回目の出場となる32歳のナダルは、2009年にタイトルを獲得。昨年は準々決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦したが、第5セット途中に左脚の故障でリタイアしていた。

 グランドスラムで17勝を挙げているナダルは全豪だけは1度しか優勝しておらず、4大大会を2回以上制する「ダブルグランドスラム」の達成に王手をかけた。

 この結果でナダルは、チチパスとの対戦成績を3勝0敗とした。両者は昨年のATPツアー決勝で2度対戦し、4月のバルセロナ(ATP500/クレーコート)は6-2 6-1で、8月のトロント(ATP1000/ハードコート)では6-2 7-6(4)で、いずれもナダルが勝っていた。

 20歳にしてグランドスラム準決勝の舞台に立ったチチパスは、4回戦で大会2連覇中だった第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-7(11) 7-6(3) 7-5 7-6(5)で破っていた。

 今大会でのナダルは、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-4 6-3 7-5で、2回戦でマシュー・エブデン(オーストラリア)を6-3 6-2 6-2で、3回戦で第27シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-1 6-2 6-4で、4回戦でトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-0 6-1 7-6(4)で、準々決勝ではフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-4 6-2で破って4強入りを決めていた。

 ナダルは決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第28シードのルカ・プイユ(フランス)の勝者と対戦する。

※写真は準決勝で対戦したラファエル・ナダル(スペイン/左)とステファノス・チチパス(ギリシャ/右)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 24: Rafael Nadal of Spain and Stefanos Tsitsipas of Greece embrace at the net after their Men's Singles Semi Final match against Stefanos Tsitsipas of Greece during day 11 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 24, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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