前年覇者の国枝慎吾は準決勝でオルソンに敗れる [オーストラリアン・オープン・車いすの部]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の車いすの部の男子シングルス準決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)はステファン・オルソン(スウェーデン)に4-6 6-3 3-6で敗れた。試合時間は1時間59分。

 この試合は第2セット2ゲームが終わった時点でヒートポリシー(酷暑対策ルール)の発令で中断し、マーガレット・コート・アリーナに移動して再開された。

 全豪に2年連続11回目の出場となる34歳の国枝は、2007年から15年まで出場した全大会で単複制覇を果たし、初出場からの5連覇を含むシングルス9回の優勝を誇る。昨年は決勝でステファン・ウッデ(フランス)を4-6 6-1 7-6(3)で倒し、3年ぶりの優勝を飾った。

 今大会での国枝は、1回戦で21歳のアルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-1 6-4で破って勝ち上がっていた。

 この結果でオルソンは、国枝との対戦成績を3勝30敗とした。今シーズンはベンディゴ(ITFスーパーシリーズ)とメルボルン(ITF1シリーズ)の準々決勝で対戦し、いずれも国枝がストレートセットで勝っていた。

 オルソンは決勝で、第2シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦する。フェルナンデスは準決勝で、ウッデを6-4 5-7 6-1で下しての勝ち上がり。

 国枝はフェルナンデスとのペアでダブルスにも出場しており、第2シードのヨアキム・ジェラード(ベルギー)/オルソンとの初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会では、シングルスで国枝とディーダ・デ グロート(オランダ)が優勝。ダブルスはウッデ/ニコラ・パイファー(フランス)と上地結衣(エイベックス)/マジョレーン・バイス(オランダ)がタイトルを獲得した。

※写真は国枝慎吾(ユニクロ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 24: Shingo Kunieda of Japan plays a backhand in his Wheelchair Singles Semifinals match against Stefan Olsson of Sweden during day 11 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 24, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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