今季のグランドスラム3冠目を目指す国枝慎吾が初戦に快勝 [フレンチ・オープン車いすの部]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の男子シングルス1回戦で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したフレデリック・カッタネオ(フランス)を6-2 6-0で下し、初戦を突破した。試合時間は49分。

 ロラン・ギャロスに13年続出場となる国枝は、これまでにシングルスのタイトルを7度獲得。連覇を目指していた昨年の大会では、準決勝でゴードン・リード(イギリス)に6-2 6-7(2) 2-6で敗れていた。

車いすテニス2020|PHOTOアルバム

 今シーズンの国枝はオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を制しており、今大会でグランドスラム3冠目を目指している。

 国枝は準決勝で、ヨアキム・ジェラード(ベルギー)とニコラ・パイファー(フランス)の勝者と対戦する。

 グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とのペアでダブルスにも出場している国枝は、初戦で第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)と対戦する予定になっている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスでフェルナンデスが3年ぶり2度目、女子シングルスはディーダ・デ グロート(オランダ)が初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が2連覇を達成した。(テニスマガジン)

※写真は昨年のフレンチ・オープンでの国枝慎吾(ユニクロ)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)

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