オーストラリアン・オープンが新しい『エクストリーム・ヒートポリシー』を開発

 大会オフィシャルたちは来月のオーストラリアン・オープンで、湿球黒球温度測定値の使用を廃止することを決めた。これにより、1月のメルボルンの悪名高い、暑く乾燥して風の強いコンディションのため、より多くの試合が中断されたり、遅れたりすることが予想される。

 湿球指数は、直射日光の中での熱による人体への負担を測る尺度であり、気温、湿度、風速、日光の角度、および雲の状態が考慮に入れられている。

 オーストラリアン・オープンのオフィシャルたちが土曜日に説明したところによれば、新しい『熱による負担(ヒートストレス)の測定法』が開発され、今後はメルボルンパーク全体のコンディションをより広範囲にわたり測定するとともに、気温、熱放射、湿度、風速が考慮される、この新測定法が適用されることになる。

 また、5ポイントの測定器が最高値に近づいた場合には、男子シングルスの試合で第3セットと第4セットの間に10分間の休憩が導入される。

 男子の試合における暑さ対策の休憩の導入は、今年のUSオープンに続くものだ。今年の8月末から9月初頭に行われたUSオープンでは、高い湿度を伴う暑さのために繰り返しプレーが中断されることになった。

 来たるオーストラリアン・オープンで測定される暑さ指数が「5.0」かそれ以上になった場合には、外のコートの試合は中断され、ショーコートの屋根は閉じられることになる。

 2019年のオーストラリアン・オープンは、1月14日に開幕する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のオーストラリアン・オープンで暑さに苦しんだアリゼ・コルネ(フランス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 19: Alize Cornet of France struggles with the heat in her third round match against Elise Mertens of Belgium on day five of the 2018 Australian Open at Melbourne Park on January 19, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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