チリッチがプイユを下し、クロアチアが13年ぶりの優勝 [デ杯決勝フランス対クロアチア]

 男子テニスの世界国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ決勝「フランス対クロアチア」(11月23~25日/フランス・リール/室内クレーコート)の最終日に行われた第4試合のシングルスで、マリン・チリッチ(クロアチア)がルカ・プイユ(フランス)を7-6(3) 6-3 6-3で破り、3勝目を挙げたクロアチアの優勝が決まった。試合時間は2時間19分。

 1勝2敗と王手をかけられていたフランスはジェレミー・シャルディ(単40位)が出場予定だったが、プイユにメンバー変更して臨んでいた。

 初日のシングルスは、第1試合でボルナ・チョリッチ(クロアチア)がシャルディを6-2 7-5 6-4で、第2試合ではチリッチがジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-3 7-5 6-4で下してクロアチアが2連勝。2日目のダブルスでピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)がイバン・ドディグ/マテ・パビッチ(クロアチア)を6-4 6-4 3-6 7-6(3)で倒し、フランスが1勝2敗で最終日に望みをつないでいた。

 1993年に初めてデビスカップに参戦したクロアチアがタイトルを獲得したのは、2005年以来で通算2度目となる。

 昨年のベルギーとの決勝を3勝2敗で制したフランスは、2年連続11回目のデ杯制覇を目指していた。

※文中の世界ランクは11月19日付

ワールドグループ決勝 フランス 1-3 クロアチア

第1日 11月23日(金)

シングルス第1試合 ●ジェレミー・シャルディ(単40位)2-6 5-7 4-6 ○ボルナ・チョリッチ(単12位)

シングルス第2試合 ●ジョーウィルフリード・ツォンガ(単259位)3-6 5-7 4-6 ○マリン・チリッチ(単7位)

第2日 11月24日(土)

ダブルス ○ピエール ユーグ・エルベール(複12位)/ニコラ・マウ(複11位)6-4 6-4 3-6 7-6(3) ●イバン・ドディグ(複35位)/マテ・パビッチ(複4位)

第3日 11月25日(日)

シングルス第1試合 ●ルカ・プイユ(単32位)6-7(3) 3-6 3-6 ○マリン・チリッチ(単7位)

シングルス第2試合 ジョーウィルフリード・ツォンガ(単259位)打切 ボルナ・チョリッチ(単12位)

※写真はマリン・チリッチの勝利で優勝が決まったクロアチア・チーム
LILLE, FRANCE - NOVEMBER 25: Croatia's Marin Cilic celebrates with team mates winning the Davis Cup following victory in his match against France's Lucas Pouille during day 3 of Davis Cup final at Stade Pierre Mauroy on November 25, 2018 in Lille, France. (Photo by Sylvain Lefevre/Getty Images)

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