イタリアのブラッチャリとスタラーチェが2011年の八百長で追放処分

 かつて世界ランキング50位以内にいたふたりのイタリア人テニスプレーヤーが、2011年バルセロナの大会で八百長を行ったとして、活動停止と追放処分を受けた。

 まだ現役であるダニエレ・ブラッチャリ(イタリア)は生涯の活動停止、つまり追放処分と25万ドルの罰金を言い渡された。一方、すでに引退しているポティト・スタラーチェ(イタリア)は、これから10年の間、公式にテニスに関わる活動をすることを禁じられ、さらに10万ドルの罰金を科せられた。

 テニスにおける不正を調査する団体であるテニス・インテグリティ・ユニット(TIU)は、9月の聴聞会を経て、この処罰を水曜日に発表した

 TIUは、双方のプレーヤーが2つの不正防止規則違反で有罪判決を受けたと言った。ひとつは、試合の結果を操作することに関するもの、もうひとつは試合への賭けの手助けをすることに関わる違反だ。

 40歳のブラッチャリは現在ダブルスの世界ランク100位で、シングルスでは2006年にキャリア最高となる49位をマークした。

 37歳のスタラーチェは、シングルスで2007年に自己最高の27位に至っていた。

 ダブルス・チームとして、ふたりはペアを組んで2012年フレンチ・オープン準決勝に進出していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2011年フレンチ・オープンでのダニエレ・ブラッチャリ(右)とポティト・スタラーチェ(左)
PARIS, FRANCE - MAY 29: Daniele Bracciali (R) of Italy talks tactics with team mate Potito Starace of Italy during the men's doubles round three match between Stephen Huss and Ashley Fisher of Australia and Daniele Bracciali and Potito Starace of Italy on day eight of the French Open at Roland Garros on May 29, 2011 in Paris, France. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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