12月のサウジアラビアでのエキシビションマッチが中止になったとジョコビッチが明かす

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、サウジアラビアで行なわれる予定だった対ラファエル・ナダル(スペイン)のエキシビションマッチは、ナダルが足首の手術を受けるため中止になったと明かした。

 世界ランク1位のジョコビッチは金曜日にBBCスポーツの取材に応じ、ナダルの故障のため、「試合は今年には実現しない」と話した。

 サウジアラビアの記者、ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館内で殺害された事件のあと、サウジアラビアは国際社会からのプレッシャー下に置かれている。

 そんな状況の中、ジョコビッチとナダルは、12月22日にジェダのキング・アブドゥラー・スポーツセンターで行われる予定だったエキシビションマッチでプレーすべきかに疑念を示していた。カショギ氏は、サウジアラビアの皇太子について批判的な記事を書いていた、ワシントン・ポストのコラムニストだった。

 しかしながら選手たちは、招待は少なくとも1年は前になされていたのだということで、すぐに出場を取り消しはしなかった。ロジャー・フェデラー(スイス)は、「その時期にあそこでプレーしたくなかった」という理由から、招待を断っていた。

 国際人権NGO(非政府組織)のアムネスティ・インターナショナルは、ナダルとジョコビッチに、サウジアラビアでプレーしないよう促していた。世界2位のナダルは、腹筋の故障のためシーズン末のATPファイナルズ出場を取り消し、それから2019年をいい体の状態でスタートするため、右足首の手術を受ける決断をしていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はパリの大会でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 30: Novak Djokovic of Serbia reacts during his second round match against Joao Sousa of Portugal during Day 2 of the Rolex Paris Masters on October 30, 2018 in Paris, France. (Photo by Justin Setterfield/Getty Images)

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