青山修子/柴原瑛菜は4強に進めず、第1シードを倒した伏兵に敗れる [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の女子ダブルス準々決勝で、第7シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)は第14シードのアレクサ・グラーチ(チリ)/デザレー・クラブチェク(アメリカ)に0-6 4-6で敗れ、ベスト4進出はならなかった。試合時間は1時間2分。

 9月にイスタンブール(WTAインターナショナル/クレーコート)で同ペアとしてツアー2勝目を挙げたグラーチ/クラブチェクは、前のラウンドで第1シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-4 7-5で倒す殊勲を挙げていた。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 昨年からペアを組み始めた青山/柴原は、今回がツアー大会で16回目のダブルス出場。初めてトップシードとして臨んだ2月のサンクトペテルブルク(WTAプレミア/室内ハードコート)では、今季初優勝を飾っていた。昨年は6大会で3度決勝に進出し、10月には天津(WTAインターナショナル/ハードコート)とモスクワ(WTAプレミア/室内ハードコート)でタイトルを獲得した。

 今大会での青山/柴原は、1回戦でベルナルダ・ペラ(アメリカ)/レタナ・ボラコバ(チェコ)を6-0 6-1で、2回戦でコーネリア・リスター(スウェーデン)/シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-7(7) 6-2 7-6(4)で、3回戦では第10シードのヘイリー・カーター(アメリカ)/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)を6-4 7-5で破って8強入りを決めていた。

 両親ともに日本人ながら南カリフォルニアで生まれ育った柴原は、昨年6月に国籍登録をアメリカから日本に変更した。ジュニア時代の柴原は、ジェイダ・ハート(アメリカ)とのコンビで臨んだ2016年USオープン・ジュニアのダブルスで優勝した実績を持っている。

 グラーチ/クラブチェクは準決勝で、エイジア・ムハメッド/ジェシカ・ペグラ(ともにアメリカ)とニコール・メリカ(アメリカ)/イガ・シフィオンテク(ポーランド)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

※写真はフェドカップ予選ラウンドでの青山修子(右)/柴原瑛菜(近藤乳業/橋本総業ホールディングス)(Getty Images)

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