西岡良仁がエルベールを倒してATPツアー初優勝、日本勢5人目の快挙 [深圳オープン]

「深圳オープン」(ATP250/中国・深圳/9月24~30日/賞金総額76万300ドル/ハードコート)のシングルス決勝で、西岡良仁(ミキハウス)がピエール ユーグ・エルベール(フランス)を7-5 2-6 6-4で下し、ツアー初優勝を果たした。試合時間は2時間20分。

 日本人選手がATPツアーでシングルスのタイトルを獲得したのは、松岡修造(1992年ソウル)、錦織圭(日清食品:通算11勝)、杉田祐一(三菱電機:2017年アンタルヤ)、ダニエル太郎(エイブル:2018年イスタンブール)に続き、西岡が史上5人目となる。

 今大会に2年ぶりの出場となった西岡は、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。前回プレーした2016年は、1回戦でトーマス・ファビアーノ(イタリア)に6-3 3-6 4-6で敗れていた。

 この結果で西岡は、エルベールとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2013年11月に横浜(ATPチャレンジャー/5万ドル/ハードコート)の1回戦で初対戦しており、エルベールが6-3 6-2で勝っていた。

 今週の西岡は、1回戦でデニス・クドラ(アメリカ)を6-1 6-3で、2回戦で第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(5) 3-6 7-5で、準々決勝でキャメロン・ノリー(イギリス)を7-6(2) 6-2で、準決勝では第5シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)との接戦を1-6 6-3 7-6(5)で破り、初のツアー決勝進出を決めていた。

 昨年3月にマイアミ(ATP1000/ハードコート)の2回戦で左膝を負傷して4月上旬に前十字靭帯の手術を受けた西岡は、自己最高58位(2017年3月20日付)をマークした世界ランクを一時380位まで落としたが、週明けにトップ100に返り咲くことが確実となった。

※写真は西岡良仁(ミキハウス)
SHENZHEN, CHINA - SEPTEMBER 30: Yoshihito Nishioka of Japan holds the trophy after winning the final match against Pierre-Hugues Herbert of France on day 7 of the ATP Shenzhen Open tennis tournament at Longgang Sports Center on September 30, 2018 in Shenzhen, Guangdong Province of China. (Photo by VCG/VCG via Getty Images)

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