プリスコバが大坂を倒し、11度目のツアー優勝 [東レPPO]
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/7133/images/main_2b72d7ae1ddb323b1b0ce6e056849749589e45d3.jpg?w=850)
「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京都立川市・アリーナ立川立飛/本戦9月17~23日/賞金総額79万9000ドル/室内ハードコート)のシングルス決勝で、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が日本の大坂なおみ(日清食品)を6-4 6-4で倒し、USオープン優勝者が母国で優勝することを阻んだ。
ニューヨークで行われたUSオープン決勝で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に対して番狂わせを演じて優勝した大坂は、この決勝に先立ち一度もセットを落としていなかった。しかし、この試合では出だしから、プリスコバのビッグサーブにわずらわされていた。
第2セットで2度目のサービスブレークを果たして5-4とリードしたプリスコバは、6本目のサービスエースを打ち込んで、キャリア11勝目となるタイトルをものにした。
プリスコバはこの今季2度目のWTA大会決勝までの過程で、3試合の劇的なフルセットマッチを勝ち抜いていた。
「またも第3セットにいかなくてよかったわ」とプリスコバは言った。
「なおみは大会を通し、すごくいいプレーをしていたけど、今日は少し疲れていたように思う」
大坂が第2セットの第9ゲームでダブルフォールトをおかし、プリスコバの2本目のブレークポイントをつかんだとき、彼女のフラストレーションは目に見えてわかった。20歳の大坂は、ラケットを地面に落とし、それから落ち着きを取り戻したが、状況を覆すにはやや遅すぎた。
彼女がこの大会の決勝で敗れるのは、これで2度目だった。2年前の決勝で大坂は、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に敗れていたのだ。今大会の第1シードだったウォズニアッキは、2回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)に敗れていた。
偉業を達成したUSオープン後に日本に戻ってきて以来、大坂はコート内外でスポットライトを浴び続けていた。
満員御礼のアリーナの観客たちの応援にも関わらず、大坂は挽回をはかることができなかった。彼女は26本のアンフォーストエラーをおかし、試合後には疲労困憊していたことを認めもした。
「文字通り、これまでの人生を通し、これほど疲れたことはなかったわ」と大坂は告白した。
「USオープン決勝でプレーし、それからここに帰ってきて、私はかなりよくやったと思う。だから、この経験から得られる何かがあるとしたら、私は自分を誇りに思う、ということよ」(C)AP(テニスマガジン)
※写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(撮影◎佐藤明)
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Ranking of articles
-
2024-07-04
ITFがパリ五輪テニス競技のエントリーリストを発表、日本勢は錦織圭&ダニエル太郎&大坂なおみ&内島萌夏&青山修子/柴原瑛菜が選出
-
2024-07-15
ウインブルドン2024|トーナメント表
-
2024-07-21
16歳以下は駒田瑛人(兵庫/ラボキッズJr)と石田実莉(兵庫/神戸野田高)が単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
12歳以下シングルスは安居院咲空(滋賀/ARROWS T.S.)と坂本愛実(奈良/ダイヤモンドTC学園前)が優勝、安居院は単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
14歳以下シングルスは安藤大貴(大阪/江坂テニスセンター)と西脇美結(大阪/TEAMSTUFF)が優勝、西脇は単複2冠 [2024関西ジュニア]