加藤未唯/二宮真琴がトップ2シードを倒してコンビ初優勝、日本人として大会史上初の快挙 [東レPPO]

「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京都立川市・アリーナ立川立飛/本戦9月17~23日/賞金総額79万9000ドル/室内ハードコート)のダブルス決勝で、加藤未唯(ザイマックス)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス)が第1シードのアンドレア・セスティニ フラバチコバ/バーボラ・ストリコバ(ともにチェコ)を6-4 6-4で倒し、同ペアでの初優勝を果たした。日本人選手が同種目を制したのは、大会史上初となる。試合時間は1時間20分。

 ふたりはともに、2016年以来となるWTAツアー2勝目を挙げた。加藤が穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)とのペアで4月のカトヴィツェ(WTAインターナショナル/室内ハードコート)、二宮は青山修子(近藤乳業)と組んで9月の東京(WTAインターナショナル/ハードコート)でタイトルを獲得していた。

 二宮と加藤のコンビは、今季10大会目のダブルス出場。4月のフェドカップ・ワールドグループ2部プレーオフ(兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)のイギリス戦では最終試合のダブルスで日本の勝利を決め、前週の広島(WTAインターナショナル/ハードコート)で同ペアとしてWTAツアーで初めて決勝に進出していた。

 今大会での加藤/二宮は、1回戦で小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/清水綾乃(Club MASA)を6-4 6-3で、準々決勝でリューメラ・キッシャノック(ウクライナ)/カタリナ・スレボトニク(スロベニア)を6-4 2-6 [10-7]で、準決勝では第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/シュー・イーファン(中国)を7-6(8) 6-0で破り、日本人ペアとして初の決勝進出を決めていた。

 シングルスに第8シードで出場していたストリコバは2試合を勝ち抜き、前日に行われた準々決勝で第3シードの大坂なおみ(日清食品)に3-6 4-6で敗れていた。ストリコバは2010年と16年に今大会のダブルスを制しており、3度目の優勝を目指していた。

※写真は加藤未唯(左)/二宮真琴
撮影◎佐藤明

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録


Pick up


Ranking of articles