アメリカ・オハイオ州シンシナティで開催されている「ウェスタン＆サザン・オープン」（WTAプレミア5／8月13～19日／賞金総額287万4299ドル／ハードコート）の女子シングルス準決勝で、世界1位のシモナ・ハレプ（ルーマニア）がアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）を6-3 6-4で下し、2年連続となる決勝進出を決めた。彼女はそこで、キキ・バーテンズ（オランダ）と対戦する。

　ハレプは過去2度の決勝でいずれも敗れており、男子のジョコビッチ同様、一度もシンシナティで優勝したことがない。昨年の決勝では、ガルビネ・ムグルッサ（スペイン）に敗れていた。

　日曜日にモントリオールで今季3つ目のタイトルを獲得したハレプは、ここ8日間で2度目の優勝を目指している。

「またも決勝を戦い、勝つというのは、私にとって大きなチャレンジだわ」と彼女は言った。

　決勝でハレプが戦うバーテンズは、第8シードのペトラ・クビトバ（チェコ）を消耗させ、3-6 6-4 6-2で倒して勝ち上がっていた。

　シンシナティに出場した過去の3度の機会で1勝しかしていなかったバーテンズは、予想外のファイナリストとなった。彼女は今季唯一のタイトルを、4月にチャールストンで勝ち獲っていた。

　クレーコート・プレーヤーとして知られるバーテンズは、違ったタイプのプレーに慣れることにより多くの時間を費やしている最中で、ハードコートの大会で決勝に至ったのは今回が初めてとなる。

「ストレスを感じる度合いは減ったと思うわ」とバーテンズは言った。

「だから試合前、私はかつてほどナーバスではなくなった。以前の私は、『ああ、私はセンターコートでプレーするんだわ。たくさんの人々が見ている中で！』という感じだった。でも今、私はよりリラックスしている」

　今大会は雨により日程が遅れ、多くの選手が1日2試合の過密スケジュールを強いられた。クビトバは2試合連続の3セットマッチの中で次第に力を弱め、シンシナティでの進撃を終わらせてしまった。今季、準決勝に進出した他の5度のケースで、彼女はその都度優勝していた。

「足がかなり重いわ」とクビトバは言った。

「まったくジャンプすることができなかった。第2セットですごく体力を消耗させられ、第3セットでは、もうエネルギーを見出せなかった。トライしたけど、まったくエネルギーを絞り出すことができなかったのよ」

　ダブルスは決勝が終了し、第7シードのルーシー・ラデッカ（チェコ）／エカテリーナ・マカロワ（ロシア）が第7シードのエリース・メルテンス（ベルギー）／デミ・シヒュース（オランダ）を6-2 7-5で下して大会を制した。(C)AP（テニスマガジン）

※トップ写真はシモナ・ハレプ（ルーマニア）
MASON, OH - AUGUST 18: Simona Halep of Romania celebrates her win over Aryna Sabalenka of Belarus during the semifinals of the Western & Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 18, 2018 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)