2020年度大学王座の中止が決定、今後は代替大会の可能性を探ることに

全日本学生テニス連盟は28日、公式ホームページで、10月に開催を予定していた大学テニス日本一を決める「2020年度全日本大学対抗テニス王座決定試合」(略称:大学王座)について、新型コロナウイルス感染症の影響により、いまだ多くの大学が通常通りの部活動を実施できていないこと、予選にあたる各地域のリーグ戦も予定していた日程通りに開催できない地域が多くあること、さらに現在も感染症の再拡大が懸念されることなどから、総合的に判断し、中止としたことを発表した。

 今年度を最後に選手生活を終える4年生学生に対しては、「非常に心苦しい」と言葉を添えている。

 一方で、感染状況が好転した場合には、年内を目処に大学王座に変わる代替大会の開催を各地域学生テニス連盟と協力の上、検討していきたいとも発表している。

 なお、学生日本一を決める「インカレ(2020年度全日本学生テニス選手権大会)」は8月から11月に、「インカレ・インドア(2020年度全日本学生室内テニス選手権)」は12月から来年2月に日程を変更している。

 全日本学生テニス連盟の大学王座に関する発表内容全文は下記の通り。

2020年度全日本大学対抗テニス王座決定試合について|全日本学生テニス連盟

 平素より、本連盟の事業に対し、格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 この度、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、理事会で検討の結果、本年10 月の開催に向け準備を進めておりました 2020年度全日本大学対抗テニス王座決定試合について は中止とすることを決定致しましたので、ご連絡致します。

 この段階での中止を決断した理由としましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、未だに全国の多くの大学が、通常通りの部活動を再開できていない状況で、本大会の予選大会にあたる各地域学生テニス連盟主催のリーグ戦についても、予定していた日程通りに開催ができない地域が多く存在すること、及び現在も新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念され、全国規模の団体戦を開催するにあたり必要な選手・関係者の安全確保の困難が想定されること等を総合的に判断し、決定致しました。

 今年度を最後に、選手生活を終える4年生の学生がいる中での本決定は学生連盟として も非常に心苦しいものではありますが、感染拡大防止、並びに学生の安全確保の為、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 また、今後新型コロナウイルス感染症の感染状況が急激に好転した場合などについて は、年内を目処に全日本大学対抗テニス王座決定試合に変わる代替大会の開催を各地域学生テニス連盟と協力の上、検討していきたいと考えております。

 今後の感染拡大状況などを見ながら、代替大会の開催について進展があった場合には、早急に皆様にお知らせさせて頂きます。

 皆さまには多大なるご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

写真◎BBM(2019年大学王座より)

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