「またも“テスト・セレナ”の時間よ」----セレナがふたたび薬物テストでの『差別』を叩く
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、アンチドーピングテストの対象に自分が選ばれる頻度の高さをふたたび非難し、「またも“テスト・セレナ”の時間よ」とソーシャル・メディアを通して不満を述べた。
23度グランドスラム大会を制したチャンピオンは、テストを行う役員の訪問を受けたあと、火曜日の夜にツイッターにコメントを流した。
セレナは、以下のようにツイートしている。
「それは、薬物テストを受ける選手を“ランダムに”決める日であり、セレナをテストするだけの日でもある。すべてのプレーヤーの中で、私がもっとも多くのテストを受けている選手であることは証明されている。差別? そう思うわ。少なくとも、私はこのスポーツをクリーンに保つんでしょうね」
2番目のメッセージで、36歳のセレナは、「でも私はスポーツをクリーンに保つために、必要なことは何であれ、やる用意がある。だから来るなら来い、だわ。わくわくしている」と言い添えた。
セレナはこれ以前にも、今年ほかのアメリカ人プレーヤーの誰よりも多くの回数のテストを受けていることについて不平を口にしていた。
セレナは、決勝でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れた先のウインブルドンの前に、「皆を平等にテストしてほしい」と話していた。『デッドスピン(スポーツ関係のウェブサイト)』によれば、セレナは2018年6月の時点で、すでに今年5回のチェックを受けており、これはテニス界の男女のアメリカ人選手の誰よりも多い回数だ。
セレナは妊娠・出産のため1年以上、戦列から離れたあと、今年ツアーに復帰した。昨年9月に、彼女は娘を出産していた。
USアンチ・ドーピング・エージェンシーの大会外テストのプログラムの一環として、そのスポーツで成功をおさめたトップアスリートが、ほかの選手より多い回数のテストをされるのは異常なことではないという。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ウインブルドンで撮影
LONDON, ENGLAND - JULY 14: Serena Williams of the United States looks dejected against Angelique Kerber of Germany in the ladies final at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 14, 2018 in London, England. (Photo by TPN/Getty Images)
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