錦織がハリソン弟を4セットで振りきり初戦突破 [ウインブルドン]

「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第24シードの錦織圭(日清食品)が予選勝者のクリスチャン・ハリソン(アメリカ)を6-2 4-6 7-6(3) 6-2で破り、初戦を突破した。試合時間は2時間37分。

 ウインブルドンに9年連続10回目の出場となる錦織は、過去2度のベスト16(2014年、16年)がこれまでの最高成績。昨年は3回戦で、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に4-6 6-7(3) 6-3 3-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。24歳のハリソンは、世界ランク59位(7月2日付)のライアン・ハリソン(アメリカ)の2歳下の弟で、シングルスのグランドスラム本戦は予選を突破した2016年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続いて2度目だった。

 錦織は2回戦で、バーナード・トミック(オーストラリア)と対戦する。トミックはラッキールーザー同士の対戦となった1回戦で、フーベルト・ホルカシュ(ポーランド)を6-4 6-2 7-6(2)で下しての勝ち上がり。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。今大会は、復帰後のグランドスラム2戦目となる。

※写真は1回戦で対戦した錦織圭(日清食品/右)とクリスチャン・ハリソン(アメリカ/左)
撮影◎小山真司/テニスマガジン

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