前年覇者のプリスコバがサバレンカに敗れる番狂わせ [ネイチャーバレー国際]


 イギリス・イーストボーンで開催されている「ネイチャーバレー国際」(WTAプレミア/6月24~30日/賞金総額85万2564ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、前年度覇者で第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に敗れる番狂わせが起きた。過去2年の同大会で決勝に進出していたプリスコバは、2時間12分の戦いのあとに3-6 6-2 6-7(5)で敗れた。

 これはサバレンカにとってトップ10選手に対する初の勝利だった。

 世界45位のサバレンカは、最終セット1-4から反撃して挽回勝ちをおさめた。最後はプリスコバのショットがアウトとなり、サバレンカが勝利をもぎ取った。

 サバレンカは次の準決勝で、2008年大会優勝者のアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と対戦する。ラドバンスカは第5シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 7-5で下した。

 第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は、危機を乗り越えて第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を6-4 6-3で倒した。

 バーティは、第2セットで2度ブレークを果たしたが、ウォズニアッキはその都度すぐにブレークバックし、最後の4ゲームを連取して準決勝進出を決めた。最後はバーティがリターンをネットにかけ、試合終了となった。

 ウォズニアッキは準決勝で、第4シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーは第7シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-1 6-7(3) 7-6(3)の熱戦の末に倒した。

 ケルバーが第1セットをわずか19分で圧倒したとき、彼女は心地よい勝利に向け突き進んでいるかのように見えていた。しかし、第7シードのカサキナはお粗末なスタートから回復し、ケルバーを最後の最後まで追い立てた。

 双方の選手が自分のサービスに苦しんでいるように見え、特にカサキナは合計10本ものダブルフォールトをおかした。約2時間あまりの戦いの末にケルバーが勝利をつかむ前に、数回のサービスブレークがあった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)
June 28th 2018, Devonshire Park, Eastbourne, England; Nature Valley International Tennis; Aryna Sabalenka (BLR) shows her emotions in her match against Karolina Pliskova (CZE) (photo by Hongbo Chen/Action Plus via Getty Images)

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