クビトバ、好調さを維持して3回戦進出 [ネイチャーバレー国際]
イギリス・イーストボーンで開催されている「ネイチャーバレー国際」(WTAプレミア/6月24~30日/賞金総額85万2564ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのぺトラ・クビトバ(チェコ)が予選勝者のカテリーナ・ボンダレンコ(ウクライナ)をストレートで下し、3回戦に駒を進めた。彼女はグラスコートで印象的な進撃を続けている。
日曜日のバーミンガム(ネイチャーバレー・クラシック/WTAプレミア)で今季5つ目のタイトルを獲得したクビトバは7-5 6-3で勝利をおさめ、3度目の優勝を目指す「ウインブルドン」を前に、非常に堅固な調子であるように見える。
18ヵ月前、自宅でナイフを持った暴漢に襲われてケガをし、利き手の手術を余儀なくされたあと、クビトバのキャリアは深刻な危機にさらされているように見えていた。
「今日の勝利にはかなり満足しているわ。言うまでもなく少し疲れてはいるけれど、今朝試合前に少しボールを打ってウォームアップしたの」とクビトバは言った。
「(バーミンガムでは)大会を通し、私にとってよりリラックスしたものだった。来たる週に向けて、少しエネルギーをセーブできたらと願うわ。身体的にいい感じを覚えている。それは重要なことね」
競っていた第1セットでクビトバは先にブレークを果たしたが、サービスをキープすればセットを奪取というゲームで、ボンダレンコにブレークバックを許した。
しかしクビトバは、すぐさまブレークし、続くサービスをラブゲームでキープ。素晴らしいサーブ&ボレーで第1セットをもぎ取った。
第2セットでのボンダレンコは、クビトバのダブルフォールトにつけ込んで先にブレークし、一時3-1とリードしていたが、それはボンダレンコが取った最後のゲームとなった。
クビトバは、5-3からの相手のサービスゲームで、またもブレークして試合を終わらせる。最後はボンダレンコがフォアハンドをネットに引っかけ、ゲームセットとなった。
クビトバは次の3回戦で、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と対戦する。ラドバンスカは第15シードのダリア・ガブリロワ(オーストラリア)を5-7 7-6(4) 6-0で破った。
イギリス・ナンバーワンで第13シードのジョハナ・コンタ(イギリス)は、アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を6-1 6-3で下し、次の3回戦で第1シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦することになった。
コンタはときどきぎこちないプレーをし、第1セットの終わりにネットに向けスライディングしたクルニッチがケガをしたことから、おそらく実りを得た。クルニッチはコート上で治療を受け、左足にテーピングをした状態で第2セットをプレーした。
コンタはウォズニアッキに対する過去2対戦で、一度もセットを落としていない。ふたりは2017年オーストラリアン・オープンと、昨年のマイアミ・オープン決勝で対戦していた。
コンタは、オーストラリアン・オープン・チャンピオンのウォズニアッキに対する試合について、「対戦を楽しみにしているわ」と言った。
「もうかなり長いこと彼女とはプレーしていない。言うまでもなく、今年の彼女は、素晴らしいテニスをしてグランドスラム大会でチャンピオンになった。だから闘いを楽しみにしている」
この試合に先立ち、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第6シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を1-6 6-4 6-4で下す番狂わせを演じた。一方、ダニエル・コリンズ(アメリカ)は第16シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-2 6-4で退けた。
コリンズは次のラウンドで、第4シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーはドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-3 6-3で下した。
第5シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)はカイア・カネピ(エストニア)を6-3 7-5で倒す過程で、彼女のベストテニスの片鱗を見せた。これはオスタペンコにとって、フレンチ・オープン1回戦で敗れたとき以来の試合だった。
3回戦に進出したそのほかのシードプレーヤーたちは、第7シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)、第9シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第11シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)、第14シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)らだった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
EASTBOURNE, ENGLAND - JUNE 26: Petra Kvitova of Czech Republic in action during her womens singles match against Kateryna Bondarenko of Ukraine during Day Five of the Nature Valley International at Devonshire Park on June 26, 2018 in Eastbourne, United Kingdom. (Photo by Charlie Crowhurst/Getty Images for LTA)
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『