ジョコビッチが節目となる800回目の勝利で今季2度目の準決勝進出 [フィーバーツリー選手権]

 イギリス・ロンドンで開催されている「フィーバーツリー選手権」(ATP500/6月18〜24日/賞金総額211万6915ユーロ/グラスコート)のシングルス準々決勝でアドリアン・マナリノ(フランス)を7-5 6-1 で下した瞬間、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は1968年に始まったオープン化以降の時代に800勝を記録した10人目の男となった。

 グランドスラム大会で12度優勝しているジョコビッチは、ジミー・コナーズ(アメリカ:1256勝)、ロジャー・フェデラー(スイス:1156勝)、イワン・レンドル(アメリカ:1068勝)、ギジェルモ・ビラス(アルゼンチン:949勝)、ラファエル・ナダル(スペイン:903勝)、ジョン・マッケンロー(アメリカ:881勝)、アンドレ・アガシ(アメリカ:870勝)、イリ―・ナスターゼ(ルーマニア:846勝)、ステファン・エドバーグ(スウェーデン:801勝)の軌跡を辿っている。

「素晴らしい成就だ」と31歳のジョコビッチは言った。「そのことをうれしく、また誇りに思うべきだろう。テニスは変わらず、僕が心から愛してやまないスポーツだ。僕は毎日そのことを心に刻んでいる」。

 ジョコビッチが準決勝まで進んだのは、昨年のイーストボーン以降ではこれが2回目に過ぎない。彼は準決勝で、ジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦する。シャルディはフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-4 6-4で下して勝ち上がった。

 第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は2010年優勝者で第5シードのサム・クエリー(アメリカ)を7-6(3) 6-2 で下し、準決勝でニック・キリオス(オーストラリア)と対戦することになった。キリオスは前年度覇者のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を7-6(5) 7-6(3)で退けた。

 チリッチは、クエリーに対するこの日の準々決勝で、10本のサービスエースを刻み、自分のファーストサービスからは、わずか3ポイントしか落とさなかった。彼は相手に1度もブレークポイントを与えず、2度ブレークに成功した。

 キリオスはロペスに対し、カイル・エドマンド(イギリス)との2回戦に続いて個人的最多記録とタイとなる32本ものサービスエースを刻んだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
LONDON, ENGLAND - JUNE 22: Novak Djokovic of Serbia celebrates his win during his men's singles quarterfinal match against Adrian Mannarino of France on Day Five of the Fever-Tree Championships at Queens Club on June 22, 2018 in London, United Kingdom. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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