国枝慎吾がフェルナンデスを下して3年ぶり7度目の優勝 [フレンチ・オープン・車いすの部]
「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、国枝慎吾(ユニクロ)が第2シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を7-6(5) 6-0で倒し、3年ぶり7度目の優勝を果たした。試合時間は1時間47分。
国枝がグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いて通算22勝目(全豪9回、全仏7回、全米6回)となる。
全仏に12年続出場となる国枝は、これまでにシングルスのタイトルを6度獲得。昨年は準決勝で、アルフィー・ヒュウェット(イギリス)に4-6 4-6で敗れていた。
この結果で国枝は、フェルナンデスとの対戦成績を19勝5敗とした。今シーズンは1月のシドニー(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)の準々決勝と5月の飯塚(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)の準決勝で対戦し、いずれも国枝がフルセットで勝っていた。
今大会での国枝は、1回戦でステファン・オルソン(スウェーデン)を6-1 6-1で、準決勝ではゴードン・リード(イギリス)を6-2 6-0で破って決勝進出を決めていた。
国枝はフェルナンデスとのペアでダブルスにも出場していたが、前日に行われた初戦で第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)に6-4 3-6 [11-13]で敗れていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、男子シングルスでヒュウェットがグランドスラム初制覇、女子シングルスでは上地結衣(エイベックス)が3年ぶり2度目の優勝を飾った。ダブルスは、ウッデ/パイファーとマジョレーン・バイス(オランダ)/上地が大会を制した。
※写真は車いすの部の男子シングルスで3年ぶり7度目の優勝を果たした国枝慎吾(ユニクロ)
撮影◎毛受亮介/テニスマガジン
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