トロイツキが夫婦揃ってコロナ感染、大会主催者ジョコビッチの陽性も判明
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の企画でセルビアとクロアチアで開催されたチャリティ大会「アドリア・ツアー」に参加したあと、新たにもうひとりの選手が新型コロナウイルス(COVID-19)で陽性と診断された。ビクトル・トロイツキ(セルビア)は検査の結果、火曜日に彼と彼の妊娠中の妻が揃って陽性と診断されたことを明かした。
元トップ20選手のトロイキは、ツアー第1戦のベオグラード大会でジョコビッチらと対戦していた。
世界ランク1位で主催者でもあるジョコビッチは、セルビアのベオグラードで始まり先週末にクロアチアのザダルに場所を移した「アドリア・ツアー」において顔的存在だった。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)の感染発覚で日曜日の決勝がキャンセルされたあと、ジョコビッチはセルビアに帰国してベオグラードで検査を受けた。フランスのレキップ紙(電子版)の速報によれば、ジョコビッチが23日の火曜日に受け取った検査結果は陽性だった。
これに先立ちジョコビッチは、「渡航する際の義務となったとしても、ワクチン接種を強制されたくない」と発言していた。
グランドスラム大会で3度準決勝に進出した実績を持つディミトロフは日曜日、ウイルス検査で陽性と診断されたことを打ち明けた。土曜日にザダルでディミトロフと対戦したボルナ・チョリッチ(クロアチア)もまた、月曜日に感染していたことを公表した。
アドリア・ツアーが開催された両大会とも、ソーシャルディスタンスなどの予防措置は取られていなかった。
これでこの大会関係の感染者は、ディミトロフ、チョリッチ、ジョコビッチ、トロイツキ夫妻、ジョコビッチのフィジカルトレーナーを務めるマルコ・パニキ氏、ディミトロフのコーチであるクリスティアン・グロー氏となった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は「アドリア・ツアー」ベオグラード大会で対戦したノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とビクトル・トロイツキ(セルビア)(Getty Images)
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