ジョコビッチ主催大会での感染者発生を受けてスポーツが監視下に

セルビアとクロアチアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に関する規制の緩和と相まって、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の主催したチャリティ大会「アドリア・ツアー」に続いてプロアスリートの中での感染者数が増加することになった。

 世界ランク40位以内のふたりのテニス選手とセルビア最大のサッカークラブの5人の選手が、ファンが観客席を埋めてソーシャルディスタンスの規制がなされていなかったスポーツのイベントに関与したあとにウイルス検査で陽性と診断された。

 以前に「渡航する際の義務となったとしても、ワクチン接種を強制されたくない」と発言していた世界1位のジョコビッチもウイルス検査を受けることになると、月曜日に彼のメディアチームが伝えた。

「彼の体調はよく症状は何もないが、それでも検査する必要はある。それから何が起きているのか分るだろう」と彼らは声明文の中で述べた。

 セルビアのベオグラードで始まり今週末にクロアチアのザダルに場所を移した「アドリア・ツアー」において、主催者でもあるジョコビッチは顔的存在だった。

 3度グランドスラム大会で準決勝に進出した実績を持つグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は日曜日、ウイルス検査で陽性と診断されたことを打ち明けた。土曜日にザダルでディミトロフと対戦したボルナ・チョリッチ(クロアチア)もまた、月曜日に感染していたことを公表した。

 クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ首相も会場となったビーチリゾートに赴いた観客のひとりであり、彼もまた検査を受けることになる。

「僕が引き起こしたかもしれない危害について、本当に申し訳なく思う」とチョリッチはSNSを通してコメントし、ここ数日に自分と接触した人たち皆に検査を受けるよう促した。

 そしてそれは、非常に多くの人々になりかねない。先週にはチョリッチ、ジョコビッチ、またマリン・チリッチ(クロアチア)らの選手たちが地元のチームとバスケットボールをプレーしており、写真を撮るため一緒にポーズをとっていた。

 ジョコビッチは日曜日に決勝でプレーするはずだったが、大会はキャンセルされた。

 その1週間前、ジョコビッチとディミトロフはアドリア・ツアーの第1戦だったベオグラード大会でもプレーしていた。ともにセルビアの首都でプレーしていたドミニク・ティーム(オーストリア)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は検査を受けて陰性だったが、ズベレフは用心のために自主隔離を実施すると話している。

「僕がこのツアーでプレーしたことにより、危険にさらすことになったかもしれなかった人たち皆にお詫びを言いたい」とズベレフはツイートした。

 ATPツアーは陽性と診断された選手とそのスタッフたちの全快を祈るという旨の声明を出し、それはソーシャルディスタンス(感染しないよう人と人の間に十分な距離をとること)と健康や安全面でのガイドラインを厳密に遵守するよう促す出来事であると言い添えた。

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