錦織がチリッチから4試合ぶりの勝利で準決勝進出 [ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

「ロレックス モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/賞金総額523万8735ドル/クレーコート)のシングルス準々決勝で、錦織圭(日清食品)が第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 6-7(1) 6-3で倒し、ベスト4進出を果たした。試合時間は2時間55分。

 今大会に6年ぶり2度目の出場となる錦織は、1回戦で第12シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を4-6 6-2 6-1で、2回戦でダニール・メドベデフ(ロシア)を7-5 6-2で、3回戦では予選勝者のアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-0 2-6 6-3で破って初の8強入り。前回プレーした2012年の3回戦でベルディヒと対戦し、6-2 2-6 4-6で敗れていた。

 この結果で錦織は、チリッチとの対戦成績を8勝6敗とした。2016年以降は3連敗を喫し、最後の対戦だった2016年11月のATPツアー最終戦(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のラウンドロビンでは、チリッチが3-6 6-2 6-3で勝っていた。

 ATPマスターズ1000の大会で錦織が4強に勝ち進んだのは、2016年7月のトロント(ハードコート)以来で9大会ぶり11回目となる。

 錦織は準決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とリシャール・ガスケ(フランス)の勝者と対戦する。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。

 復帰後4大会目のATPツアー参戦となる錦織は、トップ10の選手と今季2度目の対戦で初勝利を挙げた。

※写真は錦織圭(日清食品)
MONTE-CARLO, MONACO - APRIL 20: Kei Nishikori of Japan in action during his singles match against Marin Cilic of Croatia during day six of ATP Masters Series: Monte Carlo Rolex Masters at Monte-Carlo Sporting Club on April 20, 2018 in Monte-Carlo, Monaco. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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