ハリソン/ソックがダブルスを制し、アメリカが2012年以来の準決勝へ [デ杯準々決勝アメリカ対ベルギー]

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ準々決勝「アメリカ対ベルギー」(4月6~8日/アメリカ・テネシー州ナッシュビル/室内ハードコート)のダブルスで、ライアン・ハリソン/ジャック・ソック(アメリカ)がサンダー・ジレ/ヨラン・ビリゲン(ベルギー)を5-7 7-6(1) 7-6(3) 6-4で倒し、アメリカを2012年以来の準決勝へ導いた。

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 ジョン・イズナー(アメリカ)とサム・クエリー(アメリカ)は、金曜日の初日にベルモント大学カーブイベントセンターでそれぞれのシングルスに勝ち、この日のダブルスが勝負を決める試合とするためのお膳立てをした。ダブルスで世界16位のソックと17位のハリソンは、ベルギーペアを倒すのに3時間を費やしたが、母国のために準決勝行きの切符をもぎ取った。

 この結果でアメリカは、ベルギーに対するデビスカップでの戦績を5勝0敗とした。

 ジレとビリゲンにとってこれは、双方がプレーしていた大学からわずか数時間のところにやってきてのデ杯デビューだった。ジレはイースト・テネシー州立大学、ビリゲンはイースト・カロライナ大学でプレーしていたのだ。

 ベルギーペアはそれぞれのファーストサービスからのポイントの80%を取りつつ、まったくものおじする様子も見せずに第11ゲームでソック/ハリソンのサービスゲームをブレークし、第1セットを7-5で先取した。

 アメリカペアは第11ゲームでふたつのブレークポイントを凌いだ末、最後の6ポイントを取って相手を圧倒しつつ第2セットを取り返した。

 第3セットで、ビリゲンは脚にケイレンを起こして苦しみ始め、第11ゲームでフットフォールトを犯した。アメリカペアは3つのブレークポイントを手にしたが、ベルギーペアもひるまず戦い、危機を凌いでゲームカウントを6-5とした。

 ソックとハリソンはまたもタイブレークでこのセットを奪い、第4セットではブレークに成功することで3度目のタイブレークを避け、ついにこの準々決勝にけりをつけた。アメリカチームは、騒々しい観客たちの前で勝利を祝った。

 アメリカは9月14日から16日に行われる準決勝で、クロアチアとカザフスタンの勝者と対戦することになる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のATPツアー最終戦でのジャック・ソック(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 14: Jack Sock of The United States celebrates a point during the singles match against Marin Cilic of Croatia on day three of the Nitto ATP World Tour Finals at O2 Arena on November 14, 2017 in London, England. (Photo by Naomi Baker/Getty Images)

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