チョリッチがククシュキンに敗れ、初日は1勝1敗 [デ杯準々決勝クロアチア対カザフスタン]

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ準々決勝「クロアチア対カザフスタン」(4月6~8日/クロアチア・ヴァラジュディン/室内クレーコート)で、ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)が3時間半の戦いの末にボルナ・チョリッチ(クロアチア)を破り、勝負を1勝1敗のタイに持ち込んだ。

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 ランキング的にはより低いにも関わらず、ククシュキンはチョリッチに3-6 7-6(5) 6-4 6-2で勝ち、彼との対戦成績を3勝0敗とした。

 これに先立ち、マリン・チリッチ(クロアチア)が21歳のドミトリー・ポプコ(カザフスタン)を6-2 6-1 6-2で倒し、クロアチアの1勝目を挙げていた。

 土曜日のダブルスでは、デビスカップで一度組み、勝った経験を持つイバン・ドディグ/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)が、ティムール・ハビブリン/アレクサンドル・ネドベソフ(カザフスタン)と対戦する。カザフスタンペアは、ここまでデ杯で2戦2勝している。

 世界92位のククシュキンは、第1セットを落とし、第2セットでも2度に渡って先にブレークされて劣勢に立たされたが、その都度すぐに挽回し、3回目のセットポイントをものにして、タイブレークを7-5で奪った。彼は第3セットでチョリッチのサービスゲームを先にブレークして2-1とリードし、28位のチョリッチは、フラストレーションからラケットをクレーコートに叩きつけた。

 ククシュキンは第4セットでついにチョリッチの抵抗を崩し、ふたたびブレークに成功。2-1とリードし、その後は自分のサービスゲームをすべてキープする形で逃げ切った。

 元USオープン優勝者のチリッチは、10本のサービスエースと32本のウィナーを刻み、ポプコのウィナーは12本にとどまった。世界3位と258位の間での初顔合わせとなったこの対戦で、チリッチは自分のサービスからのポイントは11本しか落とさなかった。

 クロアチアはここ3年で2度目となる準決勝に進出しようと努めている。一方のカザフスタンは、初のベスト4入りを目指している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は昨年のマドリッドの大会でのボルナ・チョリッチ(クロアチア)
MADRID, SPAIN - MAY 11: Borna Coric of Croatia plays a forehand against Andy Murray of Great Britain during day six of the Mutua Madrid Open tennis at La Caja Magica on May 11, 2017 in Madrid, Spain. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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