ITF（国際テニス連盟）男子フューチャーズ大会の「三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際テニストーナメント」（東京都西東京市・早稲田大学東伏見三神記念テニスコート／本戦3月12～18日／賞金総額1.5万ドル／ハードコート）の本戦6日目は、シングルス準決勝2試合とダブルス決勝が行われた。

　シングルスは、前週の西多摩（ITF1.5万ドル／ハードコート）で優勝を飾った第3シードのダニエル・グエン（アメリカ）が第1シードの内田海智（富士薬品）を4-6 6-3 6-3で、第8シードのウー・トゥンリン（台湾）は第4シードの今井慎太郎（東通産業）を7-5 6-0で破り、決勝は前週に続いて海外勢同士の対戦となった。

　ダブルス決勝は、第1シードの今井／仁木拓人（三菱電機）がイ・テウ／イム・ヨンギュ（ともに韓国）を7-5 6-3で倒し、2週連続優勝を飾った。試合時間は1時間6分。

　今井と仁木は3週連続でペアを組み、今季3度目のダブルス出場。同ペアのフューチャーズ大会でのタイトル獲得は、前週の西多摩に続いて通算7勝目となる。

　今大会での今井／仁木は、1回戦でホン・ソンチャン（韓国）／ユー・チェンユー（台湾）を6-3 6-1で、準々決勝でワイルドカード（主催者推薦枠）の古賀大貴／安上昂志（ともに早稲田大学）を7-5 6-3で、準決勝では第4シードの井藤祐一（ライフ・エヌ・ピー）／上杉海斗（慶應義塾大学）を6-2 4-6 [10-1]で下して決勝進出を決めていた。

　大会最終日の3月18日(日)は11時00分から、シングルス決勝が行われる予定。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

表彰式スピーチ・抜粋｜情報提供◎早稲田大学庭球部

仁木拓人（ダブルス優勝）

「僕自身、この大会のダブルスは、去年に引き続き2年連続で優勝出来てよかったです。また、来年ここでプレーをできないぐらい勝てるように頑張って、インディアンウェルズの速報で応援してもらえるぐらいの選手になりたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました」

今井慎太郎（ダブルス優勝）

「僕が学生時代の4年間、終始戦い、練習してきた思い出詰まったこの場所で、（今までは）シングルス、ダブルスともに準優勝に終わっていたのですが、やっと優勝できて本当にうれしく思います。今日、シングルスは負けてしまったのですが、この敗戦を機に上にいけるように、成長できるように頑張っていきます。まだまだ日本のフューチャーズ大会が残っているのですが、精一杯頑張っていきたいと思いますので、今後とも応援の程よろしくお願いいたします。ありがとうございました」

シングルス準決勝

○9ダニエル・グエン（アメリカ）[3] 4-6 6-3 6-3 ●1内田海智（富士薬品）[1]

○25ウー・トゥンリン（台湾）[8] 7-5 6-0 ●24今井慎太郎（東通産業）[4]

ダブルス決勝

○1今井慎太郎／仁木拓人（東通産業／三菱電機）[1] 7-5 6-3 ●15イ・テウ／イム・ヨンギュ（韓国）

※写真は（前列右から）ダブルス優勝の今井慎太郎、仁木拓人、準優勝のイム・ヨンギュ、イ・テウ
写真提供◎早稲田大学庭球部