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第3回テニスマガジン公開講座終了!第4回もまもなく!
2008年04月01日発売
本体価格:
こちらテニマガ編集部、土曜日はとーーーっても楽しかったです!
第3回テニスマガジン公開講座が、東京・日の出町にある亜細亜大学で行われました。
講師は、堀内昌一監督(亜細亜大学テニス部)で、テーマは「サービス」。
堀内監督の著書『テニスなるほどレッスン~丸ごと一冊「サービス」』を
テキストにしたこの公開講座は、募集開始と同時に
「あっ!」という間に定員いっぱいという超人気講座です。
悪天候続きの東京で、前日の晩の天気予報は雨でした・・・ガーンっ。
編集部では、翌日の講義の準備をしつつ、
どうか9時~13時だけでいいので晴れてくださいと
みんなでテルテル坊主に語り続けた結果、
奇跡的に晴れましたよ・・・本当によかった(涙)。
みなさん、よくお集まりくださいました!ありがとうございました!
堀内監督のサービス指導は、有無も言わさず、
コンチネンタルグリップで打つナチュラルスピンサービスを覚えるということ。
いわゆる「初心者だから…」「女性だから…」「年齢が高いから…」
サービスは入れましょう=羽子板サービスを覚えましょう
というレッスンはしません。
今回、講義の冒頭にもこんな話がありました。
「みんな共通の『テニス』を覚えましょう。サービス――目指しましょうよ。
今日のレッスンですぐにヒントをつかむ人もいれば、
悩みを増やして帰る人もいると思います。
でも、大切なことは今日すぐにできなくても、
大切なことをつかんで帰って…帰って続けて練習することですよ」(堀内監督)
編集部Aは、監督が言ったこの台詞と次の台詞に敏感に反応してしまいました。
「こういうことをよく言ったり聞いたりしませんか?
『まずは』サービスを入れましょう。
イースタングリップだと『簡単』です、と。
確かに簡単なんです。入れるだけなら。
しかし、ほとんどの人は、『まずは・・・』のあとがなく、
入れるだけのサービス以上の上達ができなくなってしまうんです。
イースタングリップで打つサービスと、
これから目指すコンチネンタルグリップで打つサービスは
動作方向と打球方向に大きな違いがあって……いっしょにしちゃいけない。
サービスは『簡単』に済まさないで、もっともっと追求しましょうよ。
それがテニスのおもしろさですよ」(堀内監督)
部員Aはこれを聞いて、そうなんです!と言いそうになりました。
かつてAはあるコーチに、「まずはイースタングリップで打ちましょう。
その方が簡単です」と言われ、
言われた通りに練習し続けました。サービスがうまくなりたかったから。
しかしながら、当然のことながら、そのコーチは
「まずは・・・」のあとの面倒を見てくれませんでした。
(よく考えれば当たり前)
結局、次のコーチにバトンタッチされたA。そこで言われた台詞がコレでした。
回転がかからないサービスを見て
コーチ 「Aさんは肩が弱いですね・・・」
A 「(そうか・・・肩が弱いから回転がかからないのか・・・)」
とんだ勘違いでした。そして、もっともっと追求すべきでした。
サービスの入り口を間違えてはいけない、
最初から「正しいサービス」を目指すべきなのです。
堀内監督の指導は、みんなが覚えるテクニックはひとつ!
「正しいサービスを覚える」ということです。
それを目指して今回も、全国各地から意欲あふれるみなさんが集まりました。
↓まずは『丸ごと~』を手に講義からスタート。
今回は質問コーナーもあり、
よいディスカッションの場にもなりました。
今回の講義内容は、本日発売のテニスマガジン6月号掲載の
堀内監督解説による「基本のき~サービスの悩み解消」に
基づいて進められています。
公開講座に参加できなかったみなさんは、
ぜひ6月号を参考にしてください。
↓サービスの基本を教室でたっぷり頭に入れたあと、コートに移動。
講義を聴いて、
「サービスに対する考え方がすごく変わった」と言った方が、
たくさんいました。そこで練習は・・・
ラケットを置いて、正しい体の使い方から覚えましょう。
投球動作はサービス動作に酷似しており、ラケットを置いて、
身体の使い方をみんなで勉強。
↓キャッチボールをじっくり行いました。
今回は女性の姿が多く見られました。
最初はぎこちないボール投げも
少し修正を加えるたび、本当によくなっていきました。
↓堀内監督が投球動作の指導をして回ります。
↓ボールの握り方は、野球とテニスは違います。
野球はイースタングリップ、
テニスはコンチネンタルグリップ。
↓さて、ネットに布団がかかっています。
サービスラインが見えませんね。
この写真は、カメラマンが
サービスポジションから撮影したものです。
これを見る限り、ネットよりも下にあるサービスボックスに
サービスを入れるには、
ボールは放物線を描いて上から落とさなければ
入らないということが理解できます。ところが、
サービスボックスをネットの網越しに見ながらサービスを打つと、
サービスラインが見えるものですから、つい、
ネット上ぎりぎりを狙って直線的に打とうとしてしまうのです。
それでは入るわけがないのです。
イメージが間違っているということが「布団」でわかります。
↓テニマガ特製、手作りうちわ。
なぜうちわを使うかと言うと、写真を見ての通り、
ラケット(身体)の動きを確認できるからです。
堀内監督がデモンストレーション。
最初に「Tennis Magazine」の文字を横に見て…
スイングすると、うちわの面がひっくり返ります。
↓堀内監督の掛け声に合わせて、全員いっせいに素振り。
何度も繰り返すうちに、
みんなの素振りがスムーズに合ってきました。
たいへん決まっています!
↓さて、このきれいな女性は今回取材させていただいたひとりです。
当初は「まさしく羽子板サーブ」(本人談)だったそうですが、
見事に変わりました。その変わっていく途中がこの写真です。
イースタングリップからコンチネンタルグリップに変えて、
体の向きがガラッと変わったところです。
この写真はトスアップを、腕だけで行うのではなく
身体の捻転でゆっくり上げるということを、
バランスボールを使って練習しています。
そして、このあと見事に変身!
詳しくはテニスマガジン7月号(5月21日発売)に掲載。
乞うご期待!
(編集部A)
第4回テニスマガジン公開講座の募集が始まりました。
詳細はテニスマガジン6月号に掲載中です。
HP上の告知&募集はまもなく始まります
(FAXはすでに受付中)。
次のテーマはフォアハンド&バックハンドで、
講師は山下且義トレーナー&福井烈プロのコンビによる、
ストロークの正しい体の使い方+実践のレッスンになります。
6月15日(日)、亜細亜大学にて、
9時~10時講義、10時から13時オンコートを予定しています。
講義テキストは、山下且義トレーナーの著書、
『実戦に効くコンディショニングトレーニング』です。