セレナとビーナスがともに勝ち、3回戦での姉妹対決へ [BNPパリバ・オープン]
アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(3月7〜18日/WTAプレミア・マンダトリー/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がともに勝ち、3回戦での姉妹対決が実現することになった。
初子出産に続く14ヵ月のプレー休止後、この大会でツアー復帰を果たしたセレナは、世界29位のキキ・バーテンズ(オランダ)を7-6(5) 7-5で下した。一方、姉のビーナスは、妹に先立つスタジアムコートでの試合で、ソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-3 6-4で退けた。
姉妹は月曜日に、長年のライバル関係を再開することになる。これまでのふたりの対戦の総合成績では17勝11敗でセレナがリードしており、ここ9対戦のうち8つでセレナが勝っている。もっとも最近の対決は、昨年のオーストラリアン・オープン決勝だった。
これは、ツアーにおけるこの姉妹の最初の対決に次いで、早いラウンドでの対戦となる。ふたりは1998年オーストラリアン・オープンで、初めてシニア公式戦での姉妹対決を実現させ、そのときにはビーナスがストレート勝ちしていた。
「言うまでもなく、(次の対戦相手が姉でなく)ほかの誰かだったらよかったのにと思う。文字通り、ほかの選手なら誰でもよかった。でも、大丈夫よ」とセレナは言った。
「ただコートに出て行き、自分がどんなふうにプレーするか見てみて、ベストを尽くすだけだわ」
ワイルドカード(主催者推薦枠)のダニエル・コリンズ(アメリカ)は、USオープン準優勝者のマディソン・キーズ(アメリカ)を6-3 7-6(1)で倒し、上位者をたびたび倒しているこのところの好調さを継続させた。
インディアンウェルズでのキーズは、ここ8回の出場で一度も4回戦を越えることができていない。第15シードのキーズはこの2回戦の試合を通してミスが非常に多く、タイブレークでは5本のアンフォーストエラーを犯した。
同大会本戦に初出場した世界116位のコリンズは、WTAツアーでの2年目を始めたばかりのところだ。彼女は、番狂わせを演じて勝ったほかのアメリカ人たちのグループに合流した。
ここまでに、サーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)が第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を下しており、ワイルドカードで出場していた16歳のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)は23位のアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を倒した。やはりワイルドカードで本戦入りした19歳のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)はフルセットの戦いの末、第30シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を退けていた。
土曜日のそのほかの試合では、前年度覇者のエレナ・べスニナ(ロシア)がキャサリン・ベリス(アメリカ)を2-6 6-1 6-1で、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がモナ・バートル(ドイツ)を6-4 6-3で、第12シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)がナタリア・ビクリアンセワ(ロシア)に6-4 6-1で、第27シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)がシェイ・スーウェイ(台湾)を6-4 2-6 6-3で、第26シードのダリア・ガブリロワ(オーストラリア)はヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)を7-6(3) 6-2で下した。
この日、敗れたシード選手はふたり――それは第18シードのマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)と第28シードのアネット・コンタベイト(エストニア)だった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 10: Serena Williams lunges to return a backhand to Kiki Bertens of the Netherlands during the BNP Paribas Open on March 10, 2018 at the Indian Wells Tennis Garden in Indian Wells, California. (Photo by Jeff Gross/Getty Images)
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