それは、これまで一度も起きたことがなかった出来事だ。「マイアミ・オープン」(月日〜日/アメリカ・フロリダ州マイアミ/賞金総額ドル/ハードコート)の1回戦で、先週キャリア初タイトルを獲ったばかりの選手と、23度のグランドスラム・タイトルを持つ選手が対決する。

 先週の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ)で優勝した急上昇中の新星、大坂なおみ(日清食品)が、水曜日にマイアミの1回戦でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦することになったのである。ふたりのプレーヤーにとって、極めて難しい大会の始め方と言えるだろう。

「ドローの運で」と、トーナメント・ディレクターのジェームズ・ブレイク(アメリカ)は言った。

「ある意味で、それは素晴らしいことだ。我々は水曜日に信じられないような大目玉の試合を得ることができた。しかし不幸なことに、ふたりのうちひとりは、木曜日までにいなくなってしまうことになる」

 この2週間の大会の出だしにやってきた華々しいマッチアップは、ふたりともがノーシードであることから起こった。大坂はキャリア最高の世界ランク22位に上昇したが、セレナは出産と一年以上の休養を経てインディアンウェルズでツアー復帰したあと、491位にランクされていた。

 20歳の大坂は日本のハードヒッターで、インディアンウェルズ決勝で同じ年のダリア・カサキナ(ロシア)を6-3 6-2で破り、キャリア最大の勝利を獲得した。

 セレナはインディアンウェルズの3回戦で、姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れた。マイアミで8度優勝した経験を持つセレナは、今回ワイルドカード(主催者推薦枠)で本戦に出場する。彼女はまだ一度も大坂と対戦したことがない。

「多くの重いハードヒットを目にすることになるだろう」とブレイクは言った。

「双方がボールを非常に強く打つ。多くの筋書きがあるだろうね。なおみが彼女の最初のビッグ・タイトルにどう反応するか。期待が高くなった今、セレナとプレーして彼女はナーバスになるだろうか」

 大坂はインディアンウェルズで1セットしか落としておらず、優勝への過程でマリア・シャラポワ(ロシア)、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)らを倒していた。

「しかし、セレナを考慮外にしようとする者は誰であれ、危険を覚悟でそうすることになる」とブレイクは言い添えた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
KEY BISCAYNE, FL - MARCH 19: Serena Williams of the United States speaks to the media at the ground breaking ceremony of the future home of the Miami Open begining in 2019 at Hard Rock stadium prior to this years Miami Open Presented by Itau at Crandon Park Tennis Center on March 19, 2018 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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