ハレプ、ケルバー、アザレンカらが2回戦を突破 [マイアミ・オープン]
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月20~31日/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)がラッキールーザーとして本戦に出場したオセアン・ドダン(フランス)に苦労の末、3-6 6-3 7-5で競り勝った。
シモナは、世界1位であることが、試合に勝つのを容易にするわけではないと知っていた。
ふたりは初顔合わせで、世界98位のドダンは、この試合で手にした7度のブレークチャンスのうち6度でブレークに成功。試合時間は2時間を越えた。
「私はまずいプレーをしたけれど、こういう日と言うものはあるもの。そして諦めずに頑張りぬけば道は開ける。それが最も重要なことなのよ」とハレプは言った。彼女は試合中に、フラストレーションからラケットを叩き折った。
「私は諦めなかった。だからこそ、私は今日勝ったのよ」
第3セット4-4から、ハレプはドダンに対して7度目のブレークを果たし、そのままの勢いで結局試合をものにした。
「かつてなら…数年前の私だったら、フルセットのこういった試合に勝てていなかったかもしれない。だからこの変化を私はすごくうれしく思うし、自分がより強くなったと感じてもいる」とハレプは言った。
「だから今、第3セットに入っても、私はパニックに陥ったりはしないの」
ハレプは、1月のオーストラリアン・オープンでキャリア3度目のグランドスラム決勝を戦ったが、彼女はまだ一度もグランドスラム大会で優勝したことはない。
これまでのマイアミ・オープンにおけるハレプのベスト成績は、2015年の準決勝進出となる。
元世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)も木曜日にプレーし、ヨハンナ・ラーション(スウェーデン)を6-2 6-2で下して3回戦に駒を進めた。
ケルバーは今年19勝4敗の成績で、出場した5大会のすべてにおいて最低でも準々決勝に進出している。
2016年オーストラリアン・オープンとUSオープンのチャンピオンであるケルバーは、1月のシドニーで、USオープン以来の大会優勝を遂げた。彼女はまた、今年のオーストラリアン・オープンで準決勝に進出していた。
マイアミ・オープン優勝歴3回のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)もまた、次のラウンドに歩を進めた。マディソン・キーズ(アメリカ)に対して7-6(5) 2-0とリードしているとき、キーズが左腿の故障でリタイアしたのだ。
現在186位のアザレンカは、今回ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している。これは彼女にとって、2016年12月に息子のレオが生まれてから4番目の出場大会だ。彼女は今月初頭のインディアンウェルズで、2回戦に至っていた。
「インディアンウェルズに比べ、私はレベルを大幅に上げたと思うわ」とアザレンカは言った。
「私はただただ、向上し続けたい。でも、それには時間がかかるのよ」(C)AP(テニスマガジン)
※写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
KEY BISCAYNE, FL - MARCH 22: Victoria Azarenka of Belarus plays a shot against Madison Keys during Day 4 of the Miami Open at the Crandon Park Tennis Center on March 22, 2018 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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